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羽毛【うもう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

羽毛
うもう
feather
表皮の変形物で,羽とも呼ばれ,鳥類の体表をおおっているもの。羽は鳥類に特有のものであるが,発生学的には哺乳類の毛や爬虫類と同一である。また,成長した羽毛はほとんどケラチンより成り,生きた細胞ではない。羽毛は正羽綿羽とに大別できる。正羽は中心の羽軸とその両側の羽弁より成り,羽弁は無数の羽枝と羽小枝が互いにで組合わさってできている。風切羽,尾羽,体羽の大部分が正羽である。綿羽は正羽に似るが,羽小枝が鉤で結び合ってなく,また羽軸がないか,あっても非常に柔らかく,ふわふわした手ざわりの羽毛で,通常正羽の下にあって,主として保温防水に役立つ。羽毛は鳥の飛行器官としての翼と尾の主要な部分を構成し,飛翔になくてはならないものである。また,柔らかく,軽く,じょうぶで,断熱性や耐水性に富むなどの特質のために,飛翔のためだけでなく,一般に体温の保持と皮膚の保護にも重要な役割を果す。羽毛は少くとも年1回,繁殖のあとで抜け替る。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

う‐もう【羽毛】
鳥のはね。また、鳥の柔らかな綿毛。
鳥のはねと獣の毛。
「前代の御時に、―の類はすべて禁忌の物なりしかば」〈折たく柴の記・中〉

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

うもう【羽毛 feather】
鳥類の体をおおっている表皮の変形物で,発生学的には哺乳類の毛や爬虫類のうろこと相同である。しかし,羽毛はすべての鳥類に存在し,鳥類以外の動物にはまったく見られないので,鳥類の重要な特徴となっている。羽毛はその形態によって,正羽,綿羽,半綿羽,糸状羽,粉綿羽(ふんめんう)の5種類に分類できる。正羽contour featherは1本の羽軸rachisとその両側の羽弁vaneより成り,羽弁は多数の羽枝barbおよび羽小枝barbuleからできている。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

うもう【羽毛】
鳥類の体の表面に生える毛の一種。表皮の変形したもので、皮膚の保護や保温に役立ち、一年に一、二回抜けかわる。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

羽毛
うもう
鳥類に特有の、体表面に生える物質。皮膚からできるケラチン質のもので、発生学上は哺乳(ほにゅう)類の毛や爬虫(はちゅう)類の鱗(うろこ)と同一である。羽毛は、第一に体温の保持に関係しており、鳥類の定温性に不可欠である。次に翼や尾の羽毛は飛翔(ひしょう)器官として機能し、体羽は全体として体を流線形にして飛翔に適した外形を形づくるのにも役だっている。
 正羽(せいう)とよばれる板状の羽毛は、体表面上の羽区(うく)とよばれる特定部位に生える。この正羽は、羽軸(うじく)、羽枝(うし)、小羽枝よりなり、小羽枝についている鉤(かぎ)が互いに絡み合って板状になっており、この点で哺乳類の毛とは異なる。重なり合った正羽の下には、板状にならない柔らかな綿羽(めんう)downが生えている。これは羽域以外の裸区にも生えており、保温効果を高めるのに役だっている。ガンカモ類などの水鳥では体表面全体に密生している。幼鳥の綿羽は幼綿羽という。羽軸はほとんどなく、正羽が出るとその先についてしばらく残る。羽毛は初め羽鞘(うしょう)に包まれ、血管からの養分によって成長し、色素や空胞ができて美しい色を発する。
 なお、服飾面でも、服装・アクセサリー、そして寝具などにも幅広く利用されている。[樋口広芳]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

う‐もう【羽毛】
〘名〙
① 鳥のはねと獣の毛。
※続日本紀‐養老五年(721)七月庚午「仁及動植、恩蒙羽毛」 〔書経‐禹貢〕
② 鳥のはね。また、鳥の体に生える綿のように柔らかい毛。「羽毛布団」 〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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