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羽色【うしょく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

羽色
うしょく
羽衣のもつで,の外観上の色彩である。一般に色は白色光の一部が吸収され,一部が反射されることに起因する。羽毛の成分のケラチンはもともと無色であるが,毛の顕微鏡的構造による光の干渉散乱によっても,また羽毛に含まれる色素によっても色を生じる。主として羽毛の構造によって生じる色を構造色といい,羽毛の金属光沢や玉虫色はある種の構造色に由来する。羽毛に含まれる色素にはメラニンカロテノイド (リポクローム) があり,前者黒色ないし褐色後者は赤色,橙色,黄色などを生じる。そのほかツラコバジン (緑色) のような特殊な色素も二,三知られている。羽色は換羽,羽毛の摩耗,色素の変化などによって変化する。繁殖期に美しくなる鳥は多い。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

は‐いろ【羽色】
鳥などの羽の色。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

羽色
うしょく

鳥類に特有な羽毛の色。化学的色素による着色と、羽毛の物理的微細構造に基づく反射光沢による構造色とがある。多くの鳥には美しい羽色があり、これは、鳥が昼行性の動物であること、よく発達した色覚をもつことと関係している。さらに、それぞれの種は、種に固有の羽色をしている。種によって羽色が異なるのは、同じ種の雄と雌が間違わずにつがいを形成するのに役だっている。

 雌雄の羽色が著しく異なっている場合、一般に美しい羽色をしているのは雄である。これは繁殖活動における雌雄の役割の違いと関連している。雄は自分の存在を雌に対して引き立たせ、また、ほかの雄に対してテリトリー(縄張り)を防衛しなければならない。したがって、目だった美しい羽色をしていることが重要である。一方雌は、巣内で卵を温めたり、雛(ひな)の世話をしたりするために、外敵に対してなるべく目だたない存在でいなければならない。そこで、じみな羽色をしている必要が生ずるのである。このようなことから、一夫多妻や乱婚様式で繁殖する鳥ほど、雄がはでな羽色をしている。また、タマシギ類、ヒレアシシギ類など雌雄の役割が逆転している鳥では、雌のほうが美しい羽色をしている。

[樋口広芳]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

は‐いろ【羽色】
〘名〙 鳥などの羽の色。
※万葉(8C後)八・一四五一「水鳥の鴨の羽色(はいろ)の春山のおぼつかなくもおもほゆるかも」

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