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老化【ろうか】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

老化
ろうか
ageing; senescence
加齢に伴って活力や生体能力が低下する傾向をいう。老化による身体変化は成熟期に達したあと,40歳くらいから始り,皮膚のシワ頭髪や歯の脱落視力聴力の低下,運動機能の低下などがみられる。また外見からはわからなくても,脳や消化器,呼吸器,心臓血管,さらには泌尿器や内分泌系など,内臓のあらゆる機能の低下や予備能力の減退となって現れ,加齢とともに直線的に低下していく。このほか,精神の硬直化,記憶力,判断力なども低下してくる。活力の低下が始る時期は臓器によってまちまちである。視力や聴力は 10歳,感染に対する抵抗力は 15歳,知的能力は 20歳,筋力と協調運動は 25歳でそれぞれピークに達するといわれ,その後は徐々に低下する。老化の原因についてはいくつかの要因が複雑にからみ合うと考えられるが,遺伝子によって説明する場合,あらかじめ組込まれた老化遺伝子が発現するという老化プログラム説と,遺伝子が傷つけられて老化が進むとする DNA傷害説の2つの考え方がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ろう‐か〔ラウクワ〕【老化】
[名](スル)
年をとるに従って、肉体的、精神的機能が衰えること。「血管が老化する」
ゴムや膠質(こうしつ)溶液などが、時間の経過につれて変質・劣化すること。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

老化
 (1) 加齢と同じ意味に用いられることもある.生後,成長,成熟,老化,死という過程動物一生であるが,この成長を除いた部分をいう場合が多い.(2) デンプンの老化は,糊化したデンプンが再び集合して天然のデンプンに近い構造に復元すること.(3) アルファ化したデンプンやパンが時間とともに軟らかさなどを失い硬化していく現象

出典:朝倉書店
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家庭医学館

ろうか【老化 (Aging, Senility)】
◎生理的老化と病的老化
 私たちは、人生の途中で事故や病気で命を奪われないかぎり、誕生→発育(成長)→成熟→衰退(退行)という経過をたどって死に至ります。
 この一連の過程を加齢(かれい)といい、加齢そのものを老化ということもありますが、ふつうは、成熟期以降におこる心身の変化を老化(ろうか)(老衰(ろうすい)、老年(ろうねん))と呼んでいます。
 老化は、生理的老化と病的老化とに分けられます。
 病的老化とは、成熟期以降におこる心身の変化のうち、だれにでも必ずおこるとはかぎらないものをいいます。血管の変化、つまり糖尿病や高血圧による動脈硬化(どうみゃくこうか)などがその代表です。
 これに対し、成熟期以降になると、遅かれ早かれ、だれにでも必ずおこってくる心身の変化を生理的老化といい、「必ずおこる」という普遍性(ふへんせい)のほかに、「発現が、遺伝的に決定されている(内在性)」「必ず進行し、後もどりはしない(進行性)」「必ずからだに不利をもたらす(有害性)」という特徴をもっています。老眼(ろうがん)、白内障(はくないしょう)、難聴(なんちょう)、女性の閉経(へいけい)、骨・関節の変形などがその代表です。
 もちろん、寿命には限界があります。世界一の長寿国、日本では100歳老人が1万人を超えるようになりましたが、過去の最高齢者は120歳です。
◎老化の原因
 老化の確かな原因は、まだわかっていません。
 これまでのところ、プログラム説とエラー蓄積説という2つの原因説が提唱されています。
●プログラム説
 老化のスケジュール(プログラム)や寿命が、あらかじめDNA(デオキシリボ核酸=遺伝子を構成している高分子化合物)の配列の中に組み込まれていて、このスケジュールに沿って老化は発症、進行するというのがプログラム説です。
 最近は、老化を推進させる老化遺伝子(ろうかいでんし)ともいうべき遺伝子を探す研究が盛んで、それらしい遺伝子が見つかったという発表が相次いでいます。
 がん細胞が増殖しないようにはたらいているがん抑制遺伝子が、老化遺伝子の役割をはたしているのではないかとする説もあります。
●エラー蓄積説
 DNAと細胞再生の過程でおこる失策(エラー)の積み重ねが老化を招くというのがエラー蓄積説です。
 エラーがおこる原因には、放射線・紫外線・化学物質などによるDNA配列の損傷(摩耗説(まもうせつ)(磨耗説)、すり切れ説)、活性酸素による細胞の損傷(遊離基説(ゆうりきせつ))、たんぱくの分子間の異常な化学的な結合による細胞機能の障害(架橋結合説(かきょうけつごうせつ))、DNAの複製過程やDNAの損傷の修復時の配列転写の誤りによる異常たんぱくの蓄積(エラー破滅説、エラー・カタストロフ説)、リポフスチン(変異酵素(へんいこうそ)の一種)、アミロイド(変異たんぱくの一種)などの老廃物の蓄積(老廃物蓄積説)などが提唱されています。
●どちらの説が有力か
 最近の研究結果からみると、プログラム説が有力といわれていますが、両方の説を取り入れないと、老化がおこるしくみを説明しきれないのではないかという専門家もいます。
からだと心の老化の特徴
老後のよりよいライフスタイル

からだと心の老化の特徴
◎からだの老化の特徴
●全身状態が悪くなりやすい
 環境の状況が変化しても、私たちのからだの中は、いつも一定の状態に保たれています。
 これをホメオスターシス(恒常性維持(こうじょうせいいじ))といい、これが崩れると、健康が損なわれるばかりではなく、悪くすると生命にかかわります。
 ホメオスターシスは、肺、肝臓、腎臓(じんぞう)などの複数の臓器のはたらきによって維持され、内分泌系(ないぶんぴつけい)(ホルモン)、神経系(自律神経(じりつしんけい))、免疫系(めんえきけい)(感染防御)によってコントロールされています。
 お年寄りは、このはたらきが衰えていて、簡単にホメオスターシスが崩れ、全身状態が悪くなりやすいものです。
●1人で複数の病気をもっている
 お年寄りは、1人で複数の病気をもっていることが少なくありません。高齢者ほど、もっている病気の数が多くなります。
 そのために、治療がむずかしくなります。
 たとえば、高血圧の場合、サイアザイド(チアジド)系降圧薬を使用しようとしても、糖尿病を合併していると、糖尿病を悪化させてしまうので使えませんし、β遮断薬(ベータしゃだんやく)を使用しようとしても、気管支ぜんそくや心不全(しんふぜん)を合併していると、これらの病気を悪化させてしまうので使用できません。
 また、脳卒中(のうそっちゅう)の後遺症に対してリハビリテーションを行なおうとしても、心筋梗塞(しんきんこうそく)を合併しているために十分にできないということもあります。
●個人差が大きい
 年をとっても、いろいろな臓器のはたらきが成人と変わらない人もいますし、極端に低下している人もいます。
 このため、同じ病気であっても、病気の現われ方や重症度が人によってひどくちがってきます。
●症状が、典型的ではない
 お年寄りは、その病気に典型的な症状が現われなかったり、若いころとは異なった症状が現われることが少なくありません。
 たとえば、肺炎は、発、せき、たんなどが典型的な症状ですが、お年寄りは、これらの症状が現われず、食欲不振や意識障害が主症状のことがあります。
 また、心筋梗塞なのに胸痛(きょうつう)を訴えないこともあります。
●脱水(だっすい)がおこりやすい
 お年寄りは、体内に備蓄されている水分が少なくなっています。しかも、感覚が鈍くなっているために、体内の水分が少なくなっても、のどの渇きを感じず、飲料をあまり飲まないので脱水状態になりやすいものです。
 脱水状態になると、循環する血液量が減ります。
 その結果、脳へ行く血液量が減り、意識障害をおこしたり、腎臓(じんぞう)へ流れる血液量が減るために、尿に含められて体外に捨てられるはずの尿素窒素(にょうそちっそ)やクレアチニンなどの老廃物が捨てられず、血液中の量が増えてしまいます。
●慢性の病気が多い
 お年寄りには、完全に治すことがむずかしい慢性の病気が多くなります。
●薬に対する反応が異なる
 お年寄りは、薬に対する反応が若い人とは異なります。
 たとえば、腎臓機能が衰えているため、尿中に排泄(はいせつ)されず、体内に薬が蓄積して、おもわぬ副作用がおこったりします。
 ですから、かってに市販の薬をいくつも、たびたび使用したりしないほうがいいのです。
●急性の病気が治りにくい
 ホメオスターシスの維持機能が衰えているため、たとえ、かぜ程度でも回復が遅く、重症になり、肺炎などの合併症がおこりやすくなります。
◎心の老化の特徴
●知的機能が低下する
 物事を認識し、記憶し、再生し、総合する能力が知的機能(知的能力)で、男性の場合、25~35歳でピークを迎え、以後、しだいに低下するといわれます。とくに、計算・記憶・空間認知・推理などが、中年以降、徐々に低下するといわれています。
 また、転居、入院などで生活環境が変わると、知的機能が低下しがちです。
 知的機能の低下は、アルツハイマー病のおもな症状でもあります。
●性格が変化する
 年をとるにつれて性格が変化する人もいます。
 この性格の変化には、生来の性格がより増強されてくる拡大型(かくだいがた)、生来の性格から反対のほうに変化する反動型(はんどうがた)(内気な人が攻撃的になる、呑気(のんき)な人が短気になるなど)、全体に調和のとれた円満な性格に変化する円熟型(えんじゅくがた)(気むずかしかった人が、穏やかになるなど)の3つのタイプがあります。
 また、考えや言動が自己中心的で保守的になる、猜疑心(さいぎしん)が強くなる、活発さが消え、辛気(しんき)くさくなるといった性格になる人もいます。
●感情が変化する
「憂うつ感」にとらわれ、気分が沈み、不安感にさいなまれるのが、うつ状態(抑うつ状態)で、この感情に悩まされるお年寄りが少なくありません。
 お年寄りのうつ状態の多くは、健康や経済面への不安、家庭内や社会での人間関係の疎遠(そえん)、生活目標の喪失などによって誘発される反応性(はんのうせい)うつといわれるものです。
 誘因を取り除けば、うつ状態も解消するはずですが、なかなか抜け出せないこともしばしばです。これは、お年寄りは、気分転換や気持ちの切り替えができにくいことも関係しています。
 外部に向けるべき関心が、すべて自分の健康状態や体調に向けられ、これに過度にこだわるお年寄りもいます。
 そして、日常生活の大部分が自分の健康状態や体調の善(よ)し悪(あ)しに向けられてしまっていることもしばしばです。

老後のよりよいライフスタイル
◎食生活を見直す
 中年期をすぎると、からだの構成成分(体組成(たいそせい))に変化がおこってきます。たとえ体重に変化がなくても、体重に占める脂肪の割合が増え、脂肪以外の組織(筋肉、結合組織、骨など)の占める割合(除脂肪体重(じょしぼうたいじゅう))が減ってくるのです。
 これは、年をとるにつれて、食欲、そしゃく(食物をかむ動作)、消化・吸収、代謝(たいしゃ)、排泄(はいせつ)の状態が若いころとは変わり、その結果、筋肉の細り、筋力の低下、細胞内の水分の減少、骨塩量(こつえんりょう)(骨を構成しているカルシウム、リン酸などの量)の減少、皮膚組織のゆるみと乾燥などがおこるためです。
 お年寄りの除脂肪体重が減ってくると、しだいに体力が衰え、最後には、生命にかかわるようになります(コラム「除脂肪体重減少とお年寄りの予後」)。
 お年寄りの体重の増加は、たいていは脂肪組織の増加で、除脂肪体重が増えることはまれです。したがって、現在の除脂肪体重を減らさないことがたいせつになってきます。
●除脂肪体重を減らさない食事
 お年寄りは、「食が細い」のですが、ふつうに食べているのに体重が落ちてくるようでは、困ります。
 1日に1600~1800kcalのエネルギー摂取は維持したいものです。1日3食にこだわらず、回数を増やして少しずつ食べるなど、工夫をします。
 筋肉などの体たんぱくの量が減らないようにたんぱく質も摂取します。1日の摂取エネルギーの12~14%は、たんぱく質で摂取することが必要です。
 豆腐などの大豆(だいず)の加工品や魚のたんぱく質を中心にするといいでしょう。
 脂質や糖質のとりすぎは、体内に脂肪を蓄え、肥満を招き、虚血性心疾患(きょけつせいしんしっかん)、大腸(だいちょう)がん、乳がんなどを発症させやすくします。
 脂質の摂取は、1日の摂取エネルギーの20~25%にします。しかも、植物性脂肪2に対して動物性脂肪1の割合で摂取するのが理想です。
 カルシウムを摂取しても、骨塩量が増えるわけではないのですが、摂取が不足すると、骨に蓄えられているカルシウムの消費量が増え、さらに骨塩量の不足が進行するので、1日600mgは摂取するようにします。毎日の牛乳200mℓの摂取でこの量を満たすことができます。
 ビタミンC、ビタミンE、必須微量元素(ひっすびりょうげんそ)(鉄、亜鉛(あえん)、銅、マンガン、ヨウ素、コバルト、クロム、セレン、モリブデン)の摂取不足にも注意が必要です。これらは、いろいろな食品をまんべんなく食べていれば、不足することはありません。
◎運動を持続させる
 十分に栄養を摂取さえしていれば、筋肉や骨の減量を防げるというものではありません。
 筋肉、骨の減量を防ぐには、栄養を十分に摂取するとともに、運動をして、筋肉を動かし、骨にある程度の負担をかけることが必要です。
 使わずにいると、筋肉は細り、骨塩量は減ってくるのです。
●お勧めは、歩行運動
 お年寄りに激しい運動はむりで、もっとも適しているのは、だれにでもできる歩行運動です。
 歩くのであれば、用具も設備も指導者もいりませんし、都合のいいときにいつでも行なえます。
 歩く速さは、うっすらと汗ばむくらいの速さです。ブラブラ歩きでは効果がありません。
 この速さで1日に15~20分くらい歩き続けます。歩き続けることがたいせつで、途中で休憩をとると効果が減少します。
 また、筋肉、骨の減量を防ぐためには、運動は持続して行なうことが必要です。
 できれば毎日、少なくても週5日は行なうべきです。気が向いたときにだけ、ときどき行なうというのでは、筋肉、骨の減量を食い止めることはできないのです。
◎喫煙者は、必ず禁煙を
 喫煙は、虚血性心疾患(狭心症(きょうしんしょう)、心筋梗塞(しんきんこうそく))を誘発する(コラム「冠危険因子」)、肺がんの発生率を高める、慢性閉塞性肺疾患(まんせいへいそくせいはいしっかん)(慢性気管支炎(まんせいきかんしえん)、肺気腫(はいきしゅ))、気管支ぜんそくなどを招きやすい(「たばこと呼吸器の病気」)ことが証明されています。
 これらの危険性は、受動喫煙(じゅどうきつえん)といって、喫煙者のそばにいて、煙を吸い込んでしまうたばこを吸わない人にもおよぶことがわかっています。
 また、喫煙者と非喫煙者との10年後の生存率を比べると、喫煙者は低く、非喫煙者は高いのですが、たばこをやめると、両者の中間くらいの生存率になるという調査結果もあります。たばこをやめると、喫煙者よりも、生存率が高くなるのです。
「長年、楽しみにしてきたのだし、老い先短いのだから」などと、お年寄りの喫煙に対しては、とかく寛容になりがちですが、本人の健康のためにも、周囲にいる人の健康のためにも、たばこは、やめさせたほうがいいのです。
◎飲酒は、ほどほどに
 飲酒が健康に与える影響については、専門家の間でも、意見が功罪相半ばしています。
「中性脂肪を増やすので、お酒を飲まないほうがいい」という専門家もいれば、「疲労回復、ストレス解消、気分転換、快眠への誘導といった効果があるので、少量なら飲んでも構わない」という専門家もいます。
 ただ、飲酒許容派の専門家にしても、①日本酒にして、1日1合程度という適量を守る、②週2日の「休肝日(きゅうかんび)」を設ける、③たんぱく質の豊富なつまみをとる、などの適切な飲み方を守るのを飲酒の条件としています。
 当然のことながら、肝機能に異常があれば、禁酒が絶対に必要です。
◎睡眠の状態を見直す
 寝つきが悪い、眠りが浅い、夜中に目が覚める、朝早く目が覚めるなどのために寝足りず、昼間、居眠りするお年寄りが少なくありません。
 また、夕方、早々と床に入り、深夜に目覚めてその後、眠れないというお年寄りもいます。
 お年寄りの不眠は、心の病気、呼吸器の病気、耳・鼻・のどの病気のほか、睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)(「睡眠時無呼吸症候群」)やミオクロヌス(「ミオクローヌス」)のこともあります。また、精神的なストレスや環境の変化などが原因のこともあります。
 原因がはっきりしたら、病気であれば治療するなど、原因を取り除くことがたいせつです。
 一方、お年寄りには、睡眠の習慣が適切でないためにおこる不眠も少なくありません。
 この場合は、睡眠を見直し、適切なスタイルを身につけることがたいせつです。放置すると、睡眠に対する不安が高じ、慢性化して、是正がむずかしくなります。
●適切な睡眠習慣を身につける
 まず、同じ時刻に床に入り、同じ時刻に起床するようにし、毎日の睡眠・覚醒(かくせい)の周期や睡眠量を一定に保つようにします。
 好きな音楽を聞くなど、寝る前のリラックスを心がけ、光の入らない、静かな部屋で寝るようにします。
 歩行運動などで毎日、からだを動かすと、眠りやすくなります。ただし、夜の運動は逆効果です。昼間、行なうようにします。
 飲酒は、寝る3時間前で打ち切り、それ以降は飲まないようにします。目がさえて眠れなくなるので、カフェイン入りの飲料を飲むのも控えます。
◎社会活動に参加する
 定年退職した人や子育てを終えた人は、将来の目標がなくなり、生活の張りを失って、無力感にとらわれ、心身に不調が生じることが多いものです。
 このようなことのないように、引退する以前から参加できる社会活動の場をつくっておくことがたいせつです。
 町内会の活動など、できるだけ社会活動に参加しましょう。老人クラブへの入会も有意義なことです。
 引退後も人生の目標ができ、充実した生活が期待できます。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ろうか【老化 senescence】
医学・生物学用語。老化とは,多細胞生物,とくに有性生殖を行う動物の生活史の後期に,加齢に伴って生ずる生理機能の衰えを指す。人間などの多細胞動物では,が受精すると発生を開始して細胞分裂を重ね,しだいに形態,機能を分化させつつ成長し,性的に成熟して生殖を行い,次の世代をつくると,やがて機能が衰えて死ぬ。このように個体が年をとっていくこと,つまり生活史の経時的・不可逆的進行が加齢(エージング)である。〈加齢〉には必ずしも老化が伴うわけではないから,環境に対する体の適応機能の衰えや,抵抗力の低下などによって示される成熟期以降の退行的変化を意味する〈老化〉とは概念が異なるが,しばしば両者は混用される。

出典:株式会社平凡社
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ろうか【老化 ag(e)ing】
化学用語。加硫ゴムは一般に日がたつにつれて,使用しないでおいても物理的性質が低下し,表面亀裂が生じたり,表面がべとついたり,あるいは硬化するなど,ゴム本来の性能が低下する傾向を示す。このような現象をゴムの老化という。老化の原因はきわめて複雑で,酸素,オゾン日光,熱,機械的疲労などの要因が複雑にからみ合っておこる。その主原因は一般に酸化反応と考えられており,ゴムの種類,分子構造にも大いに関係がある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ろうか【老化】
スル
年をとること。年をとって体の機能が低下すること。
生物あるいは物質の機能や性質が、時間の経過に伴って衰える現象。生物体の老年性変化、ゴム・プラスチックなどの経年劣化など。加齢。劣化。エイジング。
糊化こかされたアルファデンプンが、放置されることによって再びベータデンプンの状態に近づくこと。ベータ化。 ⇔ 糊化

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

ろう‐か ラウクヮ【老化】
〘名〙
① 人間の一生を、発育期・成熟期・衰退期と大別したとき、衰退期に現われてくる老人性の変化。
※私的生活(1968)〈後藤明生〉二「すでに老化に向いつつあるこの腹筋なのだ」
② ゴム、膠質(こうしつ)、溶液などが、時間の経過につれて変質劣化すること。〔うそつき食品(1969)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

老化
ロウカ
aging, ageing

[別用語参照]エージング

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

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