@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

考える葦【かんがえるあし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

考える葦
かんがえるあし
roseau pensant
フランスの思想家 B.パスカルの『パンセ』のなかの言葉。「人間」を意味する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

考(かんが)える葦(あし)
パスカルの「パンセ」の中の言葉。「人間は、自然のうちで最も弱い一本のにすぎない。しかしそれは考える葦である」として、人間の、自然の中における存在としてのか弱さと、思考する存在としての偉大さを言い表したもの。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

考える葦
かんがえるあし
roseau pensant フランス語

17世紀フランスの思想家パスカルのことば。彼は代表作『パンセ』の有名な断章の冒頭で、「人間は自然のなかでもっとも弱い一茎(ひとくき)の葦にすぎない。だが、それは考える葦である」と述べている。広大無辺な宇宙に比べれば、人間は無に等しく、「一茎の葦」のごとく弱く悲惨な存在にすぎないが、それは「考える葦」であり、思考によって「宇宙を包む」ことができる。ここに人間の尊厳があり、偉大さがあるという。このような偉大と悲惨、無限と無という相矛盾しあう二律背反のなかで、揺れ動く人間の存在を、パスカルは「考える葦」ということばで象徴させているのである。なお、この句は聖書の「傷ついた葦」(「イザヤ書」「マタイ伝福音(ふくいん)書」)に由来する。

[香川知晶]

『『パンセ』(前田陽一・由木康訳・中公文庫/田辺保訳・角川文庫/松浪信三郎訳・講談社文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

考える葦
かんがえるあし
フランスの哲学者パスカルの『パンセ』の中の1句
本文中には,「人間は葦にすぎない。それは自然の中でもっとも弱いものである。しかしそれは考える葦である」と記されている。彼は,無神論者に神の真理を証明するために断片的な草案を書き始めたが,病弱のため,未完に終わった。彼の構想は第1部「神をもたない人間の悲惨」,第2部「神をもっている人間の幸福」からなっている。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

故事成語を知る辞典

考える葦
人間をたとえていうことば。

[使用例] だが、その「何になるんだ。」という奴が、いつまた彼の前にひょっこり姿を現わさないとも限らない。いつは、「考える葦」たる吾々人間につきものだから[豊島与志雄*逢魔の刻|1933]

[由来] 一七世紀のフランスの思想家、パスカルの「パンセ」の一節、「人間は自然のうちで、最も弱い一茎の葦にすぎない。だが、それは『考える葦(un roseau pensant)』である」から。自然の中での人間のか弱さと、思考する存在としての人間の偉大さを言い表しています。

出典:故事成語を知る辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

考える葦」の用語解説はコトバンクが提供しています。

考える葦の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation