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聖史劇【せいしげき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

聖史劇
せいしげき
mystery play
神秘劇。中世宗教劇一種奇跡劇聖人生涯やその行なった奇跡を題材とするのに対して,聖史劇は聖書の物語を劇化したもの。「天地創造」から「最後の審判」までの聖書の物語をテーマとする。復活劇,受難劇生誕劇も聖史劇の一部。教会内の典礼劇から発展し,13世紀から 15世紀の間,おもに聖体節祭日に野外で,それぞれの言語によって職人組合などの手で演じられた。イギリスには,チェスター,ウェークフィールド,ヨーク,コベントリの4種類の連続聖史劇が現存している。

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デジタル大辞泉

せいし‐げき【聖史劇】
《〈フランスmystère》15世紀のフランスを中心に、中世末期の欧州で流行した宗教劇。旧約新約聖書に取材し、キリストの生誕・受難・復活の物語を主題としたもの。町の広場で数日間にわたって上演された。神秘劇

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世界大百科事典 第2版

せいしげき【聖史劇】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

聖史劇
せいしげき
mystery play 英語
mystère フランス語
sacre rappresentazione イタリア語

中世ヨーロッパの宗教劇の一種。聖典劇ともいう。聖書のキリスト受難の物語を題材にしたもので、内容・形式ともに受難劇(パッション)と共通するところが多く、とくにドイツ語圏ではもっぱら受難劇がこれにあたる。従来は語源上の誤読から神秘劇と訳されていたが、近年ラテン語のミニステリウムministerium(聖務)に由来することが明らかになり、この訳語が定着した。物語の展開や上演様式は地方によってさまざまであるが、普通、各種の同業組合(ギルド)によって構成された俳優たちにより、町の広場に組まれた多くの並列舞台(マンション)で数日間にわたって上演された。とくにフランスでは大仕掛けなものが好まれ、なかには40日に及ぶものもあった。聖史劇は14~15世紀を頂点に各地で流行したが、16世紀になると同業組合の衰退や教会内部の対立などから姿を消し、次のルネサンス・バロック演劇に引き継がれた。

[大島 勉]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せいし‐げき【聖史劇】
〘名〙 (mystère の訳語) 中世末、ヨーロッパ各地で流行した宗教劇。キリストの受難と復活の物語を劇化したもの。町の広場などに組まれた舞台で、数日間にわたって上演された。かつては神秘劇と誤称された。受難劇。

出典:精選版 日本国語大辞典
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