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職権濫用罪【しょっけんらんようざい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

職権濫用罪
しょっけんらんようざい
公務員がその職権を濫用し不法な行為をなすことによって成立する犯罪で,刑法公務員による強要権利妨害と裁判,検察,警察の職務を行う特別公務員による逮捕,監禁ならびに暴行陵虐を処罰している。国家作用の適正を害するとともに,個人の身体・自由という法益を侵害する犯罪である。犯人訴追に関しては準起訴手続が認められている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

しょっけんらんようざい【職権濫用罪】
公務員が職権を濫用する罪をいう。広義では,(1)主として国民に対する犯罪としての職権濫用罪(刑法193~195条),(2)収賄罪(197~197条の5。賄賂罪),(3)その他,公務員による逃走援助罪(101条),公務員による虚偽公文書作成罪(156条。文書偽造罪),等を含む。刑法典は,(1)(2)をあわせて汚職の罪(刑法第25章)として規定している。狭義の職権濫用罪は(1)のみをさすのが通常である。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

しょっけんらんようざい【職権濫用罪】
公務員が職権を濫用して人に義務のないことを行わせ、または権利の行使を妨害する犯罪。公務員職権濫用罪。準起訴手続の対象となる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

職権濫用罪
しょっけんらんようざい
公務員がその職務を行うにあたり、職権を濫用する罪。国家法益に対する罪の一種で、国家の司法・行政作用の適正を害する罪である。実際的には、国家権力の濫用から国民の自由や人権を守るうえで、重要な意義を有する。そこで、日本国憲法、とくに第15条2項や第36条の趣旨を受けて、職権濫用罪の法定刑は全般的に引き上げられるとともに、刑事訴訟法上も、準起訴手続の制度が新設された(262条以下)。
 現行刑法には、職権濫用罪として、公務員職権濫用罪(2年以下の懲役または禁錮、193条)、特別公務員職権濫用罪(6月以上10年以下の懲役または禁錮、194条)、特別公務員暴行陵虐罪(7年以下の懲役または禁錮、195条)のほか、後の2罪については結果的加重犯の規定(196条)がある。公務員職権濫用罪は、公務員が、その職権を濫用し、人に義務のないことを行わせ、または権利の行使を妨害する罪である。特別公務員職権濫用罪とは、裁判・検察・警察の職務を行う者、またはこれらの職務を補助する者が、その職権を濫用して、人を逮捕または監禁する罪である。特別公務員暴行陵虐罪は、裁判・検察・警察の職務を行う者、またはこれらの職務を補助する者が、その職務を行うにあたり、被告人、被疑者その他の者に対して暴行または陵辱もしくは加虐の行為を行う罪、および、法令によって拘禁された者を看守または護送する者が、被拘禁者に対して暴行または陵辱もしくは加虐の行為を行う罪とからなる。[名和鐵郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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