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肉芽腫【にくげしゅ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

肉芽腫
にくげしゅ
granuloma
肉芽組織から成る腫瘍という意味の用語であるが,実際には瘍ではなく,毛細血管線維芽細胞から成る組織であって,本来は組織欠損を補うためのものと考えられる。結核の際に認められる結核結節梅毒ゴム腫,リウマチ熱のアショフ結節などは,特異的な肉芽腫の一例である。なお,結核結節の場合,主体をなす類上皮細胞および多核のラングハンス巨細胞マクロファージに由来し,肉芽腫の中心部に凝固壊死がみられることが特徴で,リンパ球や好中球の浸潤も認められる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

にくが‐しゅ【肉芽腫】
医学では「にくげしゅ」という》マクロファージなどの細胞が増殖して結節を形成したもの。体内に侵入した病原体などの異物をマクロファージが分解・排除できない場合に、異物を取り囲んで組織の中に閉じ込めることによって異物の作用を抑える、免疫反応の一つ。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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にくげ‐しゅ【肉芽腫】
《医学用語》⇒にくがしゅ(肉芽腫)

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世界大百科事典 第2版

にくがしゅ【肉芽腫 granuloma】
〈にくげしゅ〉とも読む。処理しにくい物質を処理しようとする生体の反応によって生じた炎症性の腫瘤。腫瘍の本態が明確でなかったころに名づけられたので〈腫〉という語尾をもつ。病巣中心に組織球からなる結節があり,周囲を,一般の器質化組織である肉芽組織がとりかこむ組織構築をしており,定義上,肉芽腫とは中心部の組織球結節のみを指すとするものと,その周辺の肉芽組織をも含めるとするものと2者があるが,病変を特徴づけるのは,組織球からなる結節であり,時期によっては周りの肉芽組織を欠くこともあるので,病変の成立ちを論ずるうえでは,前者立場が妥当である。

出典:株式会社平凡社
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にくげしゅ【肉芽腫】

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大辞林 第三版

にくがしゅ【肉芽腫】
肉芽組織からなる炎症性の腫瘍・腫瘤しゆりゆう

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

肉芽腫
にくがしゅ
肉眼的に結節状にみえる炎症性病変をいい、医学では習慣的に「にくげしゅ」とよぶことが多い。病理学的にいうと、炎症は循環障害、ことに滲出(しんしゅつ)を主体とする滲出性炎症と、局所の細胞、ことに網内系(細網内皮系)細胞の増殖を特徴とする肉芽腫性炎症とに分類される。網内系細胞とは、細網線維と網状構造をつくるのを特徴とする細網細胞と、それが遊離して旺盛(おうせい)な貪食(どんしょく)機能を有するようになる組織球と、肝のクッペルKupffer細胞や骨髄の毛細血管内皮などのような細網内皮とからなるものである。網内系細胞は、結核の肉芽腫に特徴的にみられるラングハンスLanghans型巨細胞のように、巨大な細胞質と多数の核を有する巨細胞に変形して認められることがよく知られている。結核症、梅毒、ハンセン病などが肉芽腫を形成する炎症(肉芽腫性炎症)の代表であるが、これらは、それぞれ特別な病因に対して、それぞれ特殊な形態を示す肉芽腫を生ずるので、別に、特殊性炎症とよぶ習慣もある。さらに種々の異物に対する処理機転として生ずる肉芽組織が、巨細胞を含んだ結節性病変として認められることがあるが、これは異物肉芽腫とよばれる。[渡辺 裕]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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