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胆嚢【たんのう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

胆嚢
たんのう
gallbladder
肝臓下面の嚢窩にある長さ 9cm,幅 4cm程度の袋。肝管から胆嚢管を経て胆汁を受け入れ,濃縮して貯蔵する。この胆汁は十二指腸食物が入ると,胆管,総胆管を経て,十二指腸に排出される。胆嚢炎胆石症のほか,胆嚢の緊張が不十分で胆汁の分泌障害を起こす胆嚢アトニー症などもこの部位に起こる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

たん‐のう〔‐ナウ〕【胆×嚢】
肝臓の下面にある袋状の器官。肝臓でつくられた胆汁を一時的に蓄え、必要に応じて十二指腸へ排出する。

出典:小学館
監修:松村明
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栄養・生化学辞典

胆嚢
 肝臓で合成され,十二指腸へ分泌される胆汁を一時蓄える袋.コレシストキニンの刺激で収縮し,胆汁を放出する.

出典:朝倉書店
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日本大百科全書(ニッポニカ)

胆嚢
たんのう
肝臓から分泌されて総肝管を流れてきた胆汁をためておく嚢で、ナスビ形をしており、肝臓下面の胆嚢窩(か)に収まっている。胆嚢は体(たい)、底(てい)、頸(けい)の3部分からなり、広い底部は丸く盲端となって前下方に向いている。底縁は第9~第10肋軟骨(ろくなんこつ)の下方で肝臓前縁から1~1.5センチメートルほど突出して前腹壁に接する。底部の後方は胆嚢中央部の体部で、これから頸部が続き、その上端からおこる胆嚢管(長さ約3センチメートル)は、肝門で急に屈曲し、肝臓からくる総肝管(長さ約7~8センチメートル)と合流して総胆管(輸胆管)となる。総胆管は、さらに十二指腸下行部の後内側壁で膵管(すいかん)と合して十二指腸内壁の大十二指腸乳頭に開口する。この部分は十二指腸内腔(ないくう)に突出し、とくに輪走筋が発達している(これを「オッディの括約筋」とよぶ)。この筋が緩むと、胆汁や膵液が十二指腸に流れ出る。
 胆嚢の大きさを日本人の平均でみると、長さ6.8センチメートル、幅3.8センチメートル、容積50~60ミリリットルとなる。胆嚢の内面は、豊富な粘膜ヒダ(襞)が縦横に走り、細かい格子状を呈しているが、胆汁が充満するとヒダはほとんど消失する。胆嚢に分布する神経は自律神経で、そのうち、副交感神経は胆嚢の収縮とオッディの括約筋の弛緩(しかん)を促進させ、交感神経は血管運動に関与する。このほか、胆嚢には痛覚神経も分布している。[嶋井和世]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

たん‐のう ‥ナウ【胆嚢】
〘名〙 肝臓からでている輸胆(ゆたん)管に付属する袋状の器官。人では長さ八センチメートル内外の茄子(なす)状で、肝臓の右葉下面に位置する。肝臓から分泌された胆汁を一時貯え、必要に応じて輸胆管から十二指腸へと送りこむ。〔医語類聚(1872)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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