●胚盤【はいばん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
胚盤
はいばん
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デジタル大辞泉
はい‐ばん【×胚盤】
2 イネなどにみられる、胚乳に接して発達し、発芽時に養分の吸収に関与する器官。子葉と相同の器官と考えられる。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
胚盤
はいばん
動物において、極端に卵黄の多い卵にみられる円盤状の透明な細胞質をいう。この種の卵にみられる円盤状の細胞集団である胚盤葉と混用されることが多い。イカなど軟体動物のあるもの、魚類、爬虫(はちゅう)類、鳥類などの卵ではきわめて多量の卵黄が蓄積され、核を含む細胞質の部分は円盤状に卵表層上端部に押しやられ胚盤となる。この種の卵の卵割(細胞分裂)は盤割とよばれ、胚盤は分裂溝により分割される。これにより円盤状の細胞集団つまり胚盤葉が形成される。胚盤葉は細胞分裂と外周の細胞の運動により卵黄を包むように広がる一方、胚葉の中心部では胚体が形成される。
なお、植物の場合には、イネ科植物の種子が発芽する際に生ずる胚の付属器官を胚盤とよぶが、この器官は子葉と相同であると考えられている。
[竹内重夫]
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精選版 日本国語大辞典
はい‐ばん【胚盤】
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