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胚盤【はいばん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

胚盤
はいばん
(1) blastodisc; germ disc 脊椎動物のうち発生初期の卵割盤割を行う端黄卵において,動物極付近の卵を中心とする原形質の多い部域。また卵割が進み,細胞が盤状に集った部域をいう。この部分が将来ののもとをなす。 (2) scutellum イネ科の植物に特有な胚的器官で,上軸胚や子葉鞘をおおうようにして内乳に接している。子葉の変態と考えられ,発時に胚乳から栄養を供給して胚の生長を助けている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

はい‐ばん【×胚盤】
魚類・爬虫類(はちゅうるい)・鳥類などの端黄卵の、動物極側にある細胞質。卵黄が少なく、原形質の多い部分で、卵割して胚を形成する。また、その卵割の後に多数の細胞が円盤状に並んだ胚盤葉も混用していう。
イネなどにみられる、胚乳に接して発達し、発芽時に養分の吸収に関与する器官。子葉と相同の器官と考えられる。

出典:小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)

胚盤
はいばん

動物において、極端に卵黄の多い卵にみられる円盤状の透明な細胞質をいう。この種の卵にみられる円盤状の細胞集団である胚盤葉と混用されることが多い。イカなど軟体動物のあるもの、魚類、爬虫(はちゅう)類、鳥類などの卵ではきわめて多量の卵黄が蓄積され、核を含む細胞質の部分は円盤状に卵表層上端部に押しやられ胚盤となる。この種の卵の卵割(細胞分裂)は盤割とよばれ、胚盤は分裂溝により分割される。これにより円盤状の細胞集団つまり胚盤葉が形成される。胚盤葉は細胞分裂と外周の細胞の運動により卵黄を包むように広がる一方、胚葉の中心部では胚体が形成される。

 なお、植物の場合には、イネ科植物の種子が発芽する際に生ずる胚の付属器官を胚盤とよぶが、この器官は子葉と相同であると考えられている。

[竹内重夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

はい‐ばん【胚盤】
〘名〙
① 鳥類、爬虫類、魚類などの脊椎動物の部分割する卵の発生の際みられる、動物極の一端にある核を中心とした原形質が多く卵黄が少ない部分。卵割により多くの細胞に分かれ、胚盤葉となり、胚を形成する。
② イネ科の植物にみられる発芽時に養分の吸収に関与する器官。胚乳に接して発達する。子葉と相同の器官と考えられる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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