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胡乱【ウロン】

デジタル大辞泉

う‐ろん【×乱】
[名・形動]唐音
正体の怪しく疑わしいこと。また、そのさま。「胡乱な者がうろついている」
確かでないこと。真実かどうか疑わしいこと。また、そのさま。
「誤を正したり、―な所は字書を引いて見たりして」〈風葉・恋ざめ〉
乱雑であること。また、そのさま。
「かき本は字が―ですぢない字どもをかきをけども」〈史記抄・高祖本紀〉
[補説]「胡」は、でたらめの意。また胡(えびす)が中国を乱したとき、住民があわてふためいて逃れたところからという説もある。
[派生]うろんげ[形動]

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

うろん【胡乱】
名 ・形動 [文] ナリ 
ろんともに唐音
疑わしく怪しい・こと(さま)。胡散うさん -な男 そんなら、何故忍び込むと云ふ様な-な文字を使用した?/吾輩は猫である 漱石
不確実であること。あやふやなこと。また、そのさま。胡散。 咄々、酔漢漫りに-の言辞を弄して/吾輩は猫である 漱石
みだりがわしいこと。勝手気ままなさま。乱雑。 -に扁舟を把つて繫住す/山中人饒舌 昔、胡えびすが中国に侵入したとき、住民があわてふためいて避難したことから生じた語という

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

う‐ろん【胡乱】
〘名〙 (形動) (「う」「ろん」ともに「胡」「乱」の唐音)
① 乱雑であること。勝手気ままでやりっぱなしであること。また、そのさま。
※了幻集(1392頃)適里人回、所賜宝偈并面醤謹以領之、発緘珍誦而霑法味、不為不多、廼賡偈二首「三十年来胡乱後。方知馬祖示真情
※史記抄(1477)七「字が胡乱にてすぢない字どもかきをけども」 〔碧巖録‐一則・本則〕
② 不確実であること。不誠実であること。あやしく疑わしいこと。合点がゆかず、ふに落ちないこと。また、そのさま。胡散(うさん)
※史記抄(1477)六「胡乱な事を云ふとて、とらようとしたれば」
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)三「証拠なくては胡乱なり」
[語誌](1)「正法眼蔵」や、五山僧の「了幻集」に見えること、また唐音で読まれることからも、禅宗によって伝えられた語と見られるが、禅宗用語というわけではなく、「朱子全書」等、宋代以後の様々な文献にも見える。
(2)「胡」も「乱」も「みだれたさま」を表わし、ほぼ同じ意味で使われていることがうかがえる。語の意味も、中国では①の意味であったが、日本では②の意味をも派生し、後にはこちらの意味の方が多用されることとなった。
うろん‐げ
〘形動〙
うろん‐さ
〘名〙

出典:精選版 日本国語大辞典
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こ‐らん【胡乱】
〘名〙
① (━する) あいまいなこと。あてにならないこと。また、あいまいにすること。
※正法眼蔵(1231‐53)空華「華時の前後を胡乱して、有無の戯論あるべからず」
② 「うろん(胡乱)」の誤読。
※読本・忠臣水滸伝(1799‐1801)前「我を違勅の罪人とするは是胡乱(コラン)(〈注〉めったな)の一言なり」

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