●胡床【アグラ】
デジタル大辞泉
あ‐ぐら【胡=床/胡=坐】
2 貴族の着座する、床の高い台。あごら。
3 材木を組んで高い所へ上れるようにつくった足場。
「―を結ひあげて」〈竹取〉
4 一種の腰掛けで、脚を交差させて折り畳めるようにしたもの。
「―どもを召したり」〈源・胡蝶〉
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こ‐しょう〔‐シヤウ〕【×胡床/×胡×牀】
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世界大百科事典 第2版
こしょう【胡床 hú chuáng】
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家とインテリアの用語がわかる辞典
あぐら【胡床】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
胡床
あぐら
腰を掛ける座具の一種。胡座、呉床とも書く。脚を左右に交差して組み、尻(しり)受けに革、布、縄や紐(ひも)などを張り、折り畳んで移動に便利なようにつくられた腰掛である。この名称は古く記紀にみえるが、『延喜式(えんぎしき)』には、朝廷の儀式に列席する武官が用い、上に虎(とら)皮を敷いたとあり、「緒料緋絲、基別八両、塗料漆、基別一合」ということから、脚を漆塗りとし、尻受けの緒が緋の縄や紐というつくりであったことがわかる。また、床几(しょうぎ)、合引(あいびき)ともいい、戦陣や狩り場の野外で武将が使用する腰掛をいうこともある。
[郷家忠臣]
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