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脂腺【しせん】

世界大百科事典 第2版

しせん【脂腺】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

脂腺
しせん

脂肪滴を産生する腺。全身の皮膚の真皮(表皮の下の組織)内に存在するため、皮脂腺ともいう。脂腺では原則として導管が毛包(毛根を包んでいる嚢状(のうじょう)物)の上部に開口する。毛のない陰茎亀頭(きとう)、陰核、小陰唇、乳頭、口唇などでは重層扁平(へんぺい)上皮の表面に導管が直接開口する。包皮にある包皮腺、肛門(こうもん)付近の肛門腺はいずれも脂腺である。脂肪滴を産生する分泌細胞の集団部である腺房はあまり腺腔(せんくう)が明らかでないが、細胞形質内に脂肪滴が充満すると細胞核は萎縮(いしゅく)し、細胞全体が腺房から分離し、壊れて分泌物に変わる。このように細胞全体が破壊されて分泌物となる分泌様式を全分泌(ホロクリン分泌)とよぶ。毛包から出た分泌物は皮脂として、死滅した細胞の遺残物とともに表皮の表面に出る。分泌物は脂質に富み、トリグリセリドの脂肪酸、コレステロールとそのエステル化合物などを含む混合物である。脂腺の分泌現象は絶えず連続的に行われているため、皮膚の汚染や脂腺開口部の排泄(はいせつ)障害などでは「にきび」を生じたりする。なお、水鳥の尾腺(びせん)は一種の脂腺で、羽の防水の役割をしている。

[嶋井和世]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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デジタル大辞泉

し‐せん【脂腺】

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栄養・生化学辞典

脂腺
 →皮脂腺

出典:朝倉書店
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精選版 日本国語大辞典

し‐せん【脂腺】
〘名〙 =ひしせん(皮脂腺)〔解剖辞書(1875)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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