●脇往還【わきおうかん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
脇往還
わきおうかん
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世界大百科事典 第2版
わきおうかん【脇往還】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
脇往還
わきおうかん
五街道以外の街道。脇街道、脇道などともいう。五街道に準じるような街道から、地域間の街道に至るまでその範囲は広く、主要脇往還としては伊勢路(いせじ)、中国路(山陽道)、佐渡路、長崎路、北国(ほっこく)路、松前道(まつまえみち)(奥州道中(おうしゅうどうちゅう)の延長)、羽州(うしゅう)街道などがある。とくに関東平野は縦横に脇往還が走り、おもなものに、近世初期に重要な地位を占めた中原街道、東金(とうがね)街道はじめ、大山(おおやま)、成田(なりた)、川越(かわごえ)街道などがある。幕末には沿岸防備のため、房総(ぼうそう)、三浦半島沿岸の街道が重視された。運賃の規定はあったものの、物資輸送組織は整備されていない場合が多かった。
[山本光正]
『中国新聞社編『山陽路四十八次』(1973・新人物往来社)』▽『藤沢晋著『近世封建交通史の構造的研究』(1977・福武書店)』▽『山本光正著『成田街道』(1987・聚海書林)』▽『笹沼正巳他著『川越街道』(1986・聚海書林)』▽『古島敏雄著『江戸時代の商品流通と交通』(1951・御茶の水書房)』▽『桑原孝著『三国の歴史』(1966・野島出版)』▽『風間観静著『改訂増補奥州街道宿駅制の研究』(1966・巖南堂)』▽『飯沼寅治著『改訂増補奥州宿駅街道の時代的変遷』(1966・巖南堂)』▽『長井政太郎著『山形県交通史』(1976・不二出版)』
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精選版 日本国語大辞典
わき‐おうかん ‥ワウクヮン【脇往還】
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デジタル大辞泉
わき‐おうかん〔‐ワウクワン〕【脇往還】
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