●脊柱【せきちゅう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
脊柱
せきちゅう
spinal column
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デジタル大辞泉
せき‐ちゅう【脊柱】
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栄養・生化学辞典
脊柱
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世界大百科事典 第2版
せきちゅう【脊柱】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
脊柱
せきちゅう
脊椎(せきつい)動物において頭骨の後方に続く中軸骨格の主要部分をいう。脊柱から肩帯および腰帯を介して四肢またはひれを支える骨、すなわち付属骨格が伸びている。脊柱は脊索を中心に発達し、分節的な椎骨(一般には脊椎骨の名称でよばれる)で構成されるが、無顎(むがく)類(円口類)では椎骨は原始的で、脊索背面に軟骨片がわずかに生じるだけである。軟骨魚類では脊索を囲む軟骨性の椎体(椎骨の中央の円筒状部分)が終生続くが、硬骨魚類以上の動物では硬骨化する。椎骨が発達する高等脊椎動物では、脊索は縮小し軟骨部分は椎骨間にわずかに残る。魚類では椎骨の分化は明瞭(めいりょう)でないが、両生類以上では脊柱の部分により形態が異なり、頭骨側から頸椎(けいつい)、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎が区別できる。
[川島誠一郎]
ヒトの脊柱
ヒトの脊柱は俗に背骨ともよばれ、32~35個の椎骨から構成される。また、脊柱の長さは、日本人で平均75センチメートルである。脊柱の中心には、個々の椎骨に存在する椎孔の連続によって脊柱管が形成され、内部に脊髄を入れている。脊柱管の上端は頭蓋底(とうがいてい)の大後頭孔を通じて頭蓋腔(くう)に続いている。ヒトの脊柱は、二足歩行の生活の結果、四足動物とは異なる特有の彎曲(わんきょく)を示す。すなわち、乳幼児では脊柱全体が軽い後彎(後方に凸)を示すが、成長するにつれて頭部および体幹を支持する必要が生じ、成人になると頸部(けいぶ)と腰部とは前彎(前方に凸)、胸部と仙部とは後彎を示すようになる。この状態を生理的彎曲という。こうした生理的彎曲は、1日の時間の経過や起臥(きが)によって多少変化する。発育の途上で脊柱に不自然な荷重がかかると異常彎曲を生じる。胸部の後彎が強い場合には後彎症(円背(えんぱい))となり、それが部分的な突出になると亀背(きはい)となる。また、脊柱の左右の彎曲が強いと側彎となる。なお、脊柱の長さと身長とはかならずしも比例しない。
[嶋井和世]
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精選版 日本国語大辞典
せき‐ちゅう【脊柱】
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