@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

脊柱【せきちゅう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

脊柱
せきちゅう
spinal column
頭蓋の後方に続き,体幹の構造上の中心をなす部分。頸椎胸椎腰椎仙椎尾椎と呼ばれる椎骨が縦列して1本の脊を構成し,椎の中にある椎孔が脊柱全体を通じて脊柱管をつくり,そこに脊髄を入れている。各椎骨は椎間板と上下椎間関節で接続し,全体として脊柱に橈屈性を与えている。人間の脊柱は生理的に,頸椎で前,胸椎で後彎,腰椎で前彎というS字状の湾曲をしている。この生理的湾曲が変形して,後彎 (主として胸椎部) が特に著しくなったものを円背といい,反対に前彎 (多くは腰椎) が著しくなったものを凹背という。また,胸椎部が扁平となり,ときには軽度の前彎を示すものを平背という。これらの異常姿勢によって,腰痛背痛が起ることが多い。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

せき‐ちゅう【脊柱】
脊椎動物の体幹の中軸をなす骨格人体では、ふつう頸椎(けいつい)7、胸椎12、腰椎5、仙椎5、尾椎3~5の椎骨が連なって構成され、側方から見ると全体にややS状をなす。背骨

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

脊柱
 脊椎ともいう.体の背中正中線にそってある32〜34個の骨の柱.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

せきちゅう【脊柱】
俗に〈せぼね(背骨)〉という。からだの背側を縦に走る軟骨または骨でできた棒のような骨格で,この骨格のあることが脊椎動物の最も大きな特徴である。その前端(人間では上端)に頭骨(頭蓋(とうがい))が続いており,末端は尾となっている。爬虫類,鳥類においては,脊柱と頭骨との連結は1個の後頭顆(か)によるが,両生類哺乳類では1対の後頭顆による。脊柱は多数の脊椎(脊椎骨または単に椎骨ともいう)が1列に並んでできており,その数は動物の種類によってちがっている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

せきちゅう【脊柱】
脊椎動物の骨格の一。頭骨に続き、体幹の中軸をなす。中に脊柱管がある。背骨。 → 椎骨

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

脊柱
せきちゅう
脊椎(せきつい)動物において頭骨の後方に続く中軸骨格の主要部分をいう。脊柱から肩帯および腰帯を介して四肢またはひれを支える骨、すなわち付属骨格が伸びている。脊柱は脊索を中心に発達し、分節的な椎骨(一般には脊椎骨の名称でよばれる)で構成されるが、無顎(むがく)類(円口類)では椎骨は原始的で、脊索背面に軟骨片がわずかに生じるだけである。軟骨魚類では脊索を囲む軟骨性の椎体(椎骨の中央の円筒状部分)が終生続くが、硬骨魚類以上の動物では硬骨化する。椎骨が発達する高等脊椎動物では、脊索は縮小し軟骨部分は椎骨間にわずかに残る。魚類では椎骨の分化は明瞭(めいりょう)でないが、両生類以上では脊柱の部分により形態が異なり、頭骨側から頸椎(けいつい)、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎が区別できる。[川島誠一郎]

ヒトの脊柱

ヒトの脊柱は俗に背骨ともよばれ、32~35個の椎骨から構成される。また、脊柱の長さは、日本人で平均75センチメートルである。脊柱の中心には、個々の椎骨に存在する椎孔の連続によって脊柱管が形成され、内部に脊髄を入れている。脊柱管の上端は頭蓋底(とうがいてい)の大後頭孔を通じて頭蓋腔(くう)に続いている。ヒトの脊柱は、二足歩行の生活の結果、四足動物とは異なる特有の彎曲(わんきょく)を示す。すなわち、乳幼児では脊柱全体が軽い後彎(後方に凸)を示すが、成長するにつれて頭部および体幹を支持する必要が生じ、成人になると頸部(けいぶ)と腰部とは前彎(前方に凸)、胸部と仙部とは後彎を示すようになる。この状態を生理的彎曲という。こうした生理的彎曲は、1日の時間の経過や起臥(きが)によって多少変化する。発育の途上で脊柱に不自然な荷重がかかると異常彎曲を生じる。胸部の後彎が強い場合には後彎症(円背(えんぱい))となり、それが部分的な突出になると亀背(きはい)となる。また、脊柱の左右の彎曲が強いと側彎となる。なお、脊柱の長さと身長とはかならずしも比例しない。[嶋井和世]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

せき‐ちゅう【脊柱】
〘名〙 脊椎動物において、頭骨に続き、体の中軸をなす骨格。脊椎骨が上下に連なって構成され、その数は動物によって異なる。ヒトでは三二~三四個の脊椎骨からなり、体側からみると軽く湾曲したS字状を呈する。脊柱の中央には縦に走る管があって中に脊髄を収める。背骨。脊梁。〔解剖辞書(1875)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

脊柱」の用語解説はコトバンクが提供しています。

脊柱の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation