@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

脊索【せきさく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

脊索
せきさく
notochord
原索動物,脊椎動物幼生の背側にみられる原始的支持構造。発生時,外胚葉陥入で生じる神経管に沿って中胚葉からつくられ,脳の下から部まで一筋に走る棒状のもので,空胞化した独特の細胞から成る。脊椎動物では,円口類を除き,幼生期が過ぎると脊索のまわりに椎骨ができ,脊椎が形成されると退化してしまう。ナメクジウオホヤ,ギボシムシなどは終生または幼生期に脊索がみられるため,原索動物と呼ばれ,脊椎動物に近縁とされる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

せき‐さく【脊索】
原索動物脊椎動物の幼生の背部にみられる支持器官。脊椎動物の多くでは成長するに従って周囲骨質脊柱が形成され、圧縮・退化する。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

せきさく【脊索 notochord】
脊椎動物および原索動物において,体の頭尾方向に走る紐状の支持器官。通常は腸管の背側,神経管(脊髄)の腹側にあり,体の中軸として動物の運動において重要な働きをおこなう。脊椎動物がこれほどまでに進化・繁栄できたのは,この脊索をもつためであるといえる。 原索動物のホヤ類では,オタマジャクシ形の幼生期にのみ存在し,ナメクジウオでは体の頭端から尾の先端まで,終生存在する。脊椎動物では,発生初期に下垂体の後面から尾まで伸びる,大きな液胞をもつ細胞からなる弾力のある組織で,周囲を繊維性の皮膜(脊索鞘)で覆われている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

せきさく【脊索】
脊椎動物と原索動物の発生途中に背部にできる支持器官。神経管に沿って中胚葉から形成される。ナメクジウオや円口類では終生見られるが、魚類以上の脊椎動物では軟骨性または骨性の脊椎骨に代置され、脊索は退化する。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

脊索
せきさく
原索動物および脊椎(せきつい)動物の胚(はい)の中軸にあって体を支える組織をいう。脊索は、ナメクジウオでは終生、ホヤでは幼生期、脊椎動物では胚の一時期、それぞれ神経管の下部にあって前後に伸び、体に力学的な強さを与える。脊索の原基となるのは、原口あるいはヘンゼン結節より陥入し、胚正中線に沿って前方へ移動した細胞群である。典型的な脊索は、液胞化した細胞群とこれを包む結合組織性の膜からなる。脊椎動物の胚では、脊索はやがて脊椎骨の一部に変わる。[竹内重夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

せき‐さく【脊索】
〘名〙 脊索動物の体の正中背側の神経管直下にある棒状の支持器官。原索動物のホヤ類では幼生期にだけ見られ、ナメクジウオでは終生支持器官として存在する。脊椎動物の円口類では終生見られ、脊索をとり囲む結合組織性の皮膜が発達し、時に軟骨片が出現する。それ以上の脊椎動物では、胚期・幼生期に支持組織として機能するが、成長するにつれてその周囲に脊椎骨が形成されるようになり、脊索は退化する。〔医語類聚(1872)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

脊索」の用語解説はコトバンクが提供しています。

脊索の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation