●脱皮【だっぴ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
脱皮
だっぴ
ecdysis; molt
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デジタル大辞泉
だっ‐ぴ【脱皮】
1 昆虫類や爬虫(はちゅう)類などが、成長のため古くなった外皮を脱ぎ捨てること。
2 古い考え方や習慣から抜け出して新しい方向に進むこと。「旧弊からの
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世界大百科事典 第2版
だっぴ【脱皮 ecdysis】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
脱皮
だっぴ
節足動物あるいは線虫のような硬いクチクラをもつ動物が、成長のため古いクチクラを全身同時に脱ぎ捨てることをいう。脊椎(せきつい)動物のヘビやカエルなどの皮膚の更新、鳥の換羽も脱皮とみなされている。昆虫の多くは成虫になるとそれ以上脱皮をしないが、シミのような無翅(むし)昆虫、甲殻類では成虫になっても脱皮を続ける。昆虫の脱皮では、まず分裂により細胞を増した表皮細胞層とその上にあった古いクチクラが分離する。表皮細胞層の上には新しい上クチクラ層がつくられる。古いクチクラのうち下側の原クチクラは消化吸収され、かわりに新しい上クチクラと表皮層の間に新たな原クチクラ層ができる。やがて古い上クチクラが脱ぎ捨てられ脱皮が完了するとともに、新しい表皮は伸展し虫体は大きくなる。このあと、新しいクチクラはふたたび硬くなり、虫の外側を保護するようになる。昆虫の脱皮には前胸腺(せん)ホルモンが、甲殻類ではY器官のホルモンが、脊椎動物の脱皮には甲状腺ホルモンが関係する。
[竹内重夫]
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精選版 日本国語大辞典
だっ‐ぴ【脱皮】
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