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脱穀【ダッコク】

デジタル大辞泉

だっ‐こく【脱穀】
[名](スル)稲・麦などの穀粒を穂から取り離すこと。「庭先で脱穀する」 秋》

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

だっこく【脱穀 thresh】
収穫目的物である成熟した穀粒の種実を,などから分離する操作。稲扱(こ)き,麦扱きなどという。抜き取りあるいは刈り取った作物体を適度に乾燥させ,物に打ちつける,棒でたたく,人や家畜の足やローラーで踏むなどの方法が古くからとられており,現在でも少量の脱穀や発展途上国では,これらの方法が一般的である。日本では,古代稲作では刈りが行われ,そのまま貯蔵して食べる前にと立を用いて脱穀ともみすり(もみがらを除去すること)を同時に行っていた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

だっこく【脱穀】
スル
穀粒を穂から取り離すこと。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

脱穀
だっこく
刈り取ったり抜き取ったりした茎、枝、穂から穀物の子実をとること。一般に穀物や豆類は子実が完熟すると鎌(かま)などで刈り取り、これを乾燥させてから脱穀する方法が昔から行われてきた。原始的な方法は足で踏んだり棒でたたいたりしたが、やがて家畜に踏ませたり脱穀のための道具を使うようになった。
 イネについてみると、日本で稲作が始まった弥生(やよい)時代からしばらくの間は穂だけを刈り取って貯蔵しておき、食べるときに臼(うす)と杵(きね)で搗(つ)いて脱穀し、同時にもみ殻も除き精白まで行った。この方法はいまでも東南アジアではみることができる。日本では平安時代から、株元から刈り取って乾かし、それから脱穀して貯蔵する方法にかわった。用具としては扱箸(こきはし)が用いられた。江戸時代になると千歯扱(せんばこき)が使われるようになった。明治時代に入って足踏み式回転脱穀機が発明された。大正時代末期には石油発動機を用いて動力回転脱穀機へと進歩し、これは扱き胴の下に唐箕(とうみ)もついて、脱穀されたもみは続いて風選され、調製まで行われた。現在ではさらに自動送込み式回転脱穀機となり、毎時1トン前後の脱穀ができるようになった。またコンバインによる収穫も増えてきたが、これは刈り取りと同時に回転脱穀機で脱穀するもので、従来の方式よりさらに能率が高い。
 ムギ類の脱穀もイネと似た歴史をたどって発達し、現在ではコンバインが主体である。トウモロコシ用のコンバインは穂の収穫機と脱粒機を兼備したもので、立毛状態の茎から穂を取り外し、苞(ほう)を剥(は)いで、粒を穂の芯(しん)から外す特殊な装置がくふうされている。豆類、ナタネなども旧式な方法では木槌(きづち)や連枷(れんが)や扱き台などが用いられたが、いまは回転脱穀機や専用のコンバインが用いられるようになった。[星川清親]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

だっ‐こく【脱穀】
〘名〙 穀粒を穂からとり離すこと。また、穀粒からもみがらをとり去ること。もみすり。《季・秋》
※ものいわぬ農民(1958)〈大牟羅良〉行商四ヵ年「前の畑で草とりしていたり、稗の脱穀をしていたりしました」

出典:精選版 日本国語大辞典
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