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【けん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


けん
tendon
骨格両端にあって,筋肉に付着させる仲介をしている強力な結合組織線維。その形状は筋肉の種類により異なるが,紡錘状筋はほぼ円筒状の,扁平筋は薄く広い扁平状の腱をもっている。膜状の腱を特に腱膜という。筋線維と腱線維の間は直接に結合しておらず,筋線維末端で筋内膜膠原線維に移行している。また腱と骨の付着部分では,腱線維は一部骨膜に付着し,一部は骨質内に入り込んでいる。腱は非常にじょうぶで切れることは少いが,骨との付着部分がはがれることがあり,アキレス腱で最もよく起る。腱には神経が多く分布している。小型のハンマー膝頭の下を軽くたたくと膝蓋腱反射がみられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

けん【×腱】
筋肉の両端にあって、骨に筋肉を付着させる線維性のひも状の組織。アキレス腱など。→筋腹

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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けん【腱】[漢字項目]
[音]ケン(漢)
筋肉を骨に結びつけている組織。すじ。「腱鞘炎(けんしょうえん)

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世界大百科事典 第2版

けん【腱 tendon】
筋肉が骨につく部分をかたちづくる丈夫な組織で,緻密繊維性結合組織に属する。アキレス腱は最もよい例。腱は一端が筋肉に移行し,他端は骨膜を通して骨実質内に侵入している。平行に走る密な膠原(こうげん)繊維の束とその間に存する腱細胞tendon cellからなり,断面積1cm2について500kgの引張りに耐えることができる。腱細胞は繊維芽細胞一種膠原繊維の間を縦にならんで,コウモリのような形をなし,翼細胞とも呼ばれる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

けん【腱】
筋肉を骨に結合する繊維性組織の束。きわめて強靭で白色を帯び、硬タンパク質に富む。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)


けん
骨格筋を骨に固着させる白い光沢のある強靭(きょうじん)な結合組織性線維束をいい、骨格筋の補助装置の一つといえる。骨格筋の停止部、起始部につき、それぞれ停止腱、起始腱となる。なお、停止部とは、筋の収縮の際に動きの大きい骨に付着する腱側であり、起始部とは、動きの少ない骨に付着する腱側をいう。腱の長さや形は一定せず、紡錘(ぼうすい)状筋では円筒状であり、扁平(へんぺい)な羽状筋では扁平状となる。腱が非常に薄くなったものを腱膜という。腱の外周は緻密(ちみつ)な結合組織性被膜で包まれ(外腱周膜とよぶ)、この膜は腱内部に入って小腱束を分けている。小腱束の周囲のこの膜を内腱周膜とよび、腱内部の中隔の役割をしている。腱は強い張力に対して非常な耐久性をもち、1平方センチメートルの断面当り約0.5トンの力に耐えうるが、弾力性はない。腱の組織は主体が膠原(こうげん)線維(腱線維ともいう)で、互いに強固に結合しあい、線維間には腱細胞が存在している。腱組織には血管やリンパ管が少なく、小さな腱ではその内部に血管がみられない。しかし、神経分布は多く、とくに知覚神経の分布は発達している。この腱組織の神経終末は腱紡錘(ゴルジ腱器)とよぶ受容器に終わっており、伸展感覚を伝える。腱と筋が結合する部分では、腱を構成する膠原原線維が筋線維間に入り、筋細胞とつながっている。この結合はきわめて強固で、機械的には分離できない。腱膜の場合は、しばしば広い筋表面を覆いながら広がり、その内面に筋線維束がつく。[嶋井和世]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

けん【腱】
〘名〙 骨格筋の両端にあって、筋肉を骨格その他に結びつけている結合組織。白色のひも状で、きわめて強じんな繊維束からなる。人体ではアキレス腱など。〔医語類聚(1872)〕

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