●臨済録【りんざいろく】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
臨済録
りんざいろく
Lin-ji-lu
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デジタル大辞泉
りんざいろく【臨済録】
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世界大百科事典 第2版
りんざいろく【臨済録 Lín jì lù】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
臨済録
りんざいろく
中国の仏書。臨済宗の開祖、臨済義玄(ぎげん)の語録で、詳しくは『鎮州臨済慧照(えしょう)禅師語録』という。全一巻。その弟子三聖慧然(さんしょうえねん)の編集、興化存奨(こうけぞんしょう)の校勘である。巻首に北宋(ほくそう)末期、鎮州の長官であった馬防(ばぼう)の序があり、上堂、示衆、勘弁、行録(あんろく)の四部よりなっている。行録の最後に伝記があり、形式、内容ともに、禅の語録の典型とされる。「随処に主と作(な)れば、立処皆な真なり」「三乗十二分教は、不浄を拭(ぬぐ)う故紙なり」「仏を殺し祖を殺して、始めて解脱(げだつ)を得ん」など、名句が多い。また、無多子(たしなし)(単純)、活地(かっぱっぱっち)(ぴちぴちしているさま)、可可地(ある程度)など、唐代の口語もみられ、その資料としても注目される。宣和2年(1120)の版本のほか、これに先だつ四家録のテキストがあり、英仏二国語にも翻訳されている。
[柳田聖山]
『朝比奈宗源訳注『臨済録』(岩波文庫)』▽『柳田聖山編『禅語録』(『世界の名著18』所収・1974・中央公論社)』
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精選版 日本国語大辞典
りんざいろく【臨済録】
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