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自然居士【じねんこじ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

自然居士
じねんこじ
能の曲名。四番目物 (→雑物 ) ,現在能観阿弥作。自然居士が京都雲居寺説法すると,亡き両親供養のため身を人買いに売り,小袖を布施に出した少女があるのを知り,説法を中止して大津のあたりで人買いに追いつき,少女を救う。前半は説法,人買いとの緊迫した会話を聞かせ,後半は中の,クセ,羯鼓 (かっこ) と芸尽しを見せる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

じねんこじ【自然居士】
謡曲。四番目物観阿弥作。雲居寺(うんごじ)造営のために説法をしていた自然居士が尽くしを披露して、人買いから少女を連れ戻す。

出典:小学館
監修:松村明
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

自然居士 じねんこじ
?-? 鎌倉時代の遊芸僧。
絵巻「天狗(てんぐの)草紙」などにみえる禅宗系の説経者。簓(ささら)をすりながらまうので「ささら太郎」ともよばれた。「謡曲拾葉抄」は,和泉(いずみ)(大阪府)日根郡自然田村の人で,円爾(えんに)の孫弟子とつたえる。観阿弥作の「自然居士」で知られる。

出典:講談社
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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

じねんこじ【自然居士】
能の曲名。四番目物観阿弥作。シテは自然居士。京都の雲居寺(うんごじ)では,造営を募るために,自然居士の説法が行われている。その席へ幼い子ども(子方)がやってきて,両親の追善のためにと小袖を捧げるので,人々はその孝心に感じる。ところがそこへ荒々しい男たち(ワキワキヅレ)が侵入し,説法の世話役(アイ)の制止も聞かずに子どもを連れ去る。その報告を受けた居士は,子どもが小袖を身のにして自分を売ったのだと気付き,説法を切り上げて男たちのを追う。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

じねんこじ【自然居士】
能の一。四番目物。観阿弥作。勧進説法をしていた自然居士は、両親追善の布施のために我が身を売った少女を、いろいろな芸を演じて見せ、ついに人買いの手から救う。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

自然居士
じねんこじ
能の曲目。四番目物。五流現行曲。観阿弥(かんあみ)の作。創成期の能の活力に満ちた名作。雲居寺(うんごじ)造営のため七日の説法をする自然居士(シテ)に、小袖(こそで)を捧(ささ)げて父母の追善を請う少女(子方。流儀によっては少年)があった。それを荒々しい人買い(ワキ、ワキツレ)が引っ立てていく。寺男(アイ)が制止するが効き目がない。自らの身を売って親の供養を願う少女を救い出そうと、自然居士は後を追い、琵琶(びわ)湖のほとりでこぎだす舟を止めて、小袖と少女の交換を迫る。脅迫にも屈しない自然居士に閉口した人買いは、さんざんに恥を与えてから返そうと、次々に余興の舞を所望する。自然居士はさまざまの舞を繰り広げ、少女を救い出して都へ帰っていく。能には珍しく俗語を駆使した緊迫の問答のおもしろさは、作者観阿弥の独壇場である。クセ舞、中の舞、ささらの舞、羯鼓(かっこ)の舞と中世の芸能尽くしも、当時の観客の要望にこたえるものであった。観阿弥は大男であり、中年を過ぎた年齢ながら、この曲を演ずると10代の美少年にみえたと、息子の世阿弥(ぜあみ)が賛嘆を込めて書き残している。世阿弥の伝書に記載のある説法を述べている場面も、近年復活して上演されるようになった。[増田正造]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

じねんこじ【自然居士】
能楽の曲名。四番目物。各流。観阿彌原作。現行能楽曲中、最古作の一つ。自然居士という説経者が京都雲居寺で説法していると、少女が両親の追善のために、わが身を人買いに売って得た小袖を添えて諷誦文(ふじゅもん)をささげる。自然居士はその少女を救うために、人買いの求めに応じて曲舞(くせまい)、羯鼓(かっこ)などの芸を演じて見せ、ついに少女を救い出す。

出典:精選版 日本国語大辞典
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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

自然居士
じねんこじ
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
寛文3.1(江戸・古への都日向太夫芝居)

出典:日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」
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