@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

自由を我等に【じゆうをわれらに】

世界大百科事典 第2版

じゆうをわれらに【自由を我等に À nous la liberté】
1931年製作のフランス映画。《巴里の屋根の下》(1930),《ル・ミリオン》(1931)に続くルネ・クレール監督のトーキー第3作で,トビス社の作品。逃げ込んだ蓄音機工場の社長に出世した脱獄囚が社長の地位を捨て,刑期を終えて工員になっていた刑務所仲間と2人で〈自由〉をもとめてあてのない旅にでるいきさつを,機械が人間を支配する近代的な工場を刑務所の非人間的な労働と対比して描きながら資本主義社会機械文明を風刺する。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

デジタル大辞泉

じゆうをわれらに〔ジイウをわれらに〕【自由を我等に】
《〈フランス〉À nous la liberté》フランスの映画。1931年作。監督はクレール。脱獄囚とその刑務所仲間が、自由を求めて旅に出るまでのいきさつを描いた喜劇。第1回ベネチア国際映画祭で娯楽作品賞受賞。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

自由を我等に
じゆうをわれらに
A nous la libert
フランス映画。1931年、ルネ・クレール製作・監督・脚本作品。刑務所を脱走したルイとエミールのその後の人生を描く喜劇。エミールが経営することになるオートメーション化された蓄音機会社は、人間を搾取する資本主義の象徴として描かれ、それから自由になって生き続ける2人の姿は、1929年の世界恐慌以降のヨーロッパの知識層に支持された。ジョルジュ・オーリックの軽妙な音楽とラザール・メールソンLazare Meerson(1897―1938)の簡潔な美術も好評。フランスではあたらなかったが、日本では1932年(昭和7)に公開されてヒットし、その年のキネマ旬報ベストテンの第1位となった。チャップリンが『モダンタイムス』(1936)を発表したとき、ベルトコンベヤーのシーンなどがこの映画を想起させたため、製作会社のトービスはチャップリンを訴えたが、監督のルネ・クレールは「尊敬するチャップリンに真似してもらえたのなら光栄です」というコメントを出した。[古賀 太]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

自由を我等に」の用語解説はコトバンクが提供しています。

自由を我等にの関連情報

関連キーワード

清水宏斎藤寅次郎マキノ雅広五所平之助ルロイ稲垣浩成瀬巳喜男内田吐夢島津保次郎田坂具隆

他サービスで検索

「自由を我等に」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation