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自由主義神学【じゆうしゅぎしんがく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

自由主義神学
じゆうしゅぎしんがく
liberal theology
近代神学ともいう。キリスト教神学思潮の一立場。聖書,教会,伝統などの外的権威によらず,人間の主体的な判断に基づいて神学を探究していこうとする。古くは古代教会にもみられるが,大きな流れとしては 17世紀の啓蒙期の神学に始り,シュライエルマッハーにおいて頂点に達した。 18~19世紀のロマン主義思潮のもとで,個人の独自性が高揚され,教義学に代って信仰論が強調された。 19世紀後半からは A.リッチュルやその流れをくむリッチュル学派のもとに,進化論などの影響もあり,歴史的観点と進歩が強調され,教義の発展が論じられた。ハルナック,さらにトレルチなど宗教史学派がその代表である。 20世紀前半の弁証法神学は自由主義神学批判から出発したが,それを全面的に否定する K.バルトと E.ブルンナー,F.ゴーガルテン,非神話化論を唱えた R.ブルトマンらの間には相違がみられる。 H.コックスの世俗化,アルタイザーの神の死の神学もこの流れにあるといえよう。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

じゆうしゅぎしんがく【自由主義神学 liberale Theologie[ドイツ]】
キリスト教神学の一立場。一般に正統主義が聖書と教義の客観的な扱いを要求するのに対し,自由主義はその歴史的相対性を主張して信仰の実存や精神活動によってこれを解釈しようとする。この対立はどの時代にもみられるが,こんにち自由主義神学と呼ばれるものは,主として19世紀のリッチュルとその学派をさす。そこにはハルナックのような教義史の大立者がおり,聖書研究ではH.グンケルやJ.ワイスのような宗教史学派に属する学者がおり,ブルトマンもその流れを汲んでいる。

出典:株式会社平凡社
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