●自由放任主義【じゆうほうにんしゅぎ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
自由放任主義
じゆうほうにんしゅぎ
laissez-faire
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デジタル大辞泉
じゆうほうにん‐しゅぎ〔ジイウハウニン‐〕【自由放任主義】
2 経済については国家による統制や干渉を排除し、個人の自由な利益追求活動に任せるべきであるとする経済政策上の主義。18世紀に、フランスの重農主義者およびイギリスのアダム=スミスによって主張された。レッセ‐フェール。
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世界大百科事典 第2版
じゆうほうにんしゅぎ【自由放任主義 laissez faire[フランス]】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
自由放任主義
じゆうほうにんしゅぎ
laissez-faire フランス語
個人の経済活動の自由を最大限に保障し、国家による経済活動への干渉・介入を極力排除しようとする思想および政策。資本主義の生成期に、重商主義に反対するフランスの重農主義者が最初に提唱した。彼らの主張である「レッセ・フェール」が自由放任主義の合いことばとなったが、この思想を経済学的に体系化したのはアダム・スミスであった。スミスは、『国富論』(1776)において、個人が自己の利益を追求する自由な経済活動こそが社会的富の増大をもたらすのであり、またその活動は「見えざる手」に導かれて(現代的にいえば、市場機構の作用によって)富の公正で効率的な配分も実現し、社会的調和が達成されることを理論的に明らかにしようとした。しかし、資本主義経済の発展は自ら自由競争の反対物である独占を生み出し、さらに、1930年代の大不況による失業と貧困の解決のために、国家の経済的役割と規制が必要とされるに至って、自由放任主義は放棄されたのである。
[佐々木秀太]
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精選版 日本国語大辞典
じゆうほうにん‐しゅぎ ジイウハウニン‥【自由放任主義】
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旺文社世界史事典 三訂版
自由放任主義
じゆうほうにんしゅぎ
laissez-faire
国家の統制・干渉を主張する重商主義に反対した重農主義者ミラボー(フランス革命の指導者ミラボーの父)の「なさしめよ,行かしめよ」の言葉に始まり,テュルゴーによって採用され,アダム=スミス・リカードらのイギリス古典派経済学によって確立された。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
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