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自発的失業【じはつてきしつぎょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

自発的失業
じはつてきしつぎょう
voluntary unemployment
働く意欲はありながら現在の賃金水準では低いと考えて,みずから失業している状態をいう。 J.M.ケインズが 1930年前後の大不況期に発生した大量失業について,完全雇用前提として説明しようとした際に分類した摩擦的失業非自発的失業と並ぶ失業の概念の一つ。所得水準の向上,職業の選択可能性の拡大,余暇活用への志向の高まりなどから,労働市場に自発的失業者の増大がみられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵

自発的失業
自発的失業とは、経済内に労働に対する需要が十分存在するにもかかわらず発生しうる失業。非自発的失業とは、経済内に労働に対する需要が十分存在しないために発生する失業のこと。前者には、働けるのに働く気がないという文字通りの「自発的」失業のほかに、自分の求めている職種雇用先の求めている職種がずれているという職種のミスマッチによる失業も含む。もし求人率と失業率が同時に上昇しているのであれば、求人があるのに失業が増えているためで、職種のミスマッチが原因であり、自発的失業である。それに対し、求人率が低下し失業率が上昇しているのであれば、求人そのものがないために失業が増えていることから、需要不足が原因であり、非自発的失業ということになる。
(荒川章義 九州大学助教授 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

じはつてき‐しつぎょう〔‐シツゲフ〕【自発的失業】
労働者が現行賃金水準では低すぎると考えて働くことを望まず、自発的に失業を選択している状態。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

じはつてきしつぎょう【自発的失業】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

じはつてきしつぎょう【自発的失業】
現行の賃金では働きたくないとして、就業を拒否することにより生じる失業。 → 非自発的失業

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

自発的失業
じはつてきしつぎょう
voluntary unemployment
労働者が現行の賃金水準に満足せず、就業しないことにより生ずる失業。このタイプの失業の一つとして、現在就業可能な職につかず、より有利な職を探す活動に従事するため生ずる職探し失業job search unemploymentがある。職探しのコストが高いため、失業中であるにもかかわらず職探し活動をしない労働者は、自発的失業とはいわず、ドロップ・アウトという。このような自発的失業の概念に対し、J・M・ケインズは、現在の賃金水準で働く意思があっても有効需要の不足のために就業できない非自発的失業の概念を中心に据えて失業現象を解明し、彼の経済学の体系を打ち立てた。[内島敏之]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

じはつてき‐しつぎょう ‥シツゲフ【自発的失業】
〘名〙 現行の実質賃金では十分に満足できないと考え、自発的に就業を拒否するために生じる失業。社会の有効需要の不足から、企業者が雇用を増加しようとしないために生ずる「非自発的失業」に対する。

出典:精選版 日本国語大辞典
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