@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

自身番【じしんばん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

自身番
じしんばん
番屋ともいう。江戸時代市中警戒するために設けられた番所。町内の雑務を処理したり,火のにあたったりした。初めは家主または地主らが番組を決めて交代でつとめたので,この名で呼ばれたが,のちには番人を雇うようになった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

じしん‐ばん【自身番】
江戸時代、江戸・大坂などの大都会で、市中の警備のために各町内に置かれた番所。初め地主自らがその番にあたったが、のち、町民の持ち回りとなった。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

じしんばん【自身番】
江戸の町々に設置された番所およびその勤務。はじめ家持町人が自身で警備にあたったが,のちには家守やもり)が詰めるようになった。〈自身番屋〉は町の事務所でもあり,集会所でもあった。1698年(元禄11)に,ここで酒を飲んだり戸障子を立てることが禁止されている。また番屋は一時的な留置所でもあった。1718年(享保3)には家守の連日勤務は廃止され,非常時のみの勤務に変更された。番所【吉原 健一郎】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

じしんばん【自身番】
江戸時代、江戸市中警戒のため各町内に置かれた番所。初め家持ち町人自身が持ち回りで詰めたところからの称。のち、家守やもりや町が雇った番人が詰めた。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

自身番
じしんばん
江戸時代、武家地の辻番(つじばん)に対し、大都会の町地に設けられた自警組織の一つ。初め地主らが町内を守ったので、この名称が生まれたという。またそのための常設小屋をもさし、これは自身番屋、番屋とよばれた。江戸では、当初の地主自身の勤番が、のちには地主、店借(たながり)の別なく町民の回り持ちになり、大通りの角地に、決まりでは9尺2間の番屋(実際には2間に3間ぐらいはあったという)に詰めた。原則として1町1番屋で、1850年(嘉永3)には江戸に994軒を数えた。普通は、家主2人、番人1人、店番2人の5人で、昼間は半減して、2~3人。小さな町では家主、番人、店番各1人の3人であった。事務は町触(まちぶれ)の伝達や火の番が主で、交代で町内を巡回して警備に努め、不審な人物がいれば、捕らえておいて廻(まわ)り方同心に引き渡した。番屋は、町同心が容疑者に対し予審を行う場所にも用いられた。
 1721年(享保6)に書役(かきやく)という町内の計算事務を行う職ができると、この書役や雇番人に町の仕事を代勤させるようになった。彼らには町からの給料のほかに店番銭(たなばんせん)が払われたため、町内負担のはずの番屋の修繕費用も番人の出費となる場合もあり、また番屋株と称する権利の売買が行われたり、番屋に酒食を持ち込んで町内の寄合会合に使用する風潮に対し、たびたび綱紀の乱れが戒められた。とはいえ、町方の警備維持にこの自身番制度の果たした役割は大きく、1869年(明治2)まで続いた。[稲垣史生]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

じしん‐ばん【自身番】
〘名〙 江戸時代、町の四辻など所々に置かれた町内持ちの番所で警備すること。また、そこに詰めている人。町内の地主が自身で詰めたので、この呼称が生まれたが、のちには大家(地主の差配人)や町でやとった書役(自身番親方ともいう)が詰めた。江戸を主としたが、京都、大坂などにも設けられたことがあった。
※俳諧・犬子集(1633)一「鑓梅や花ぬす人の自身番〈氏重〉」
※御捌書写記‐慶安元年(1648)一二月一六日「一惣年寄并一町之年寄、如有来自身番可致用捨事」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

自身番」の用語解説はコトバンクが提供しています。

自身番の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation