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自首【じしゅ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

自首
じしゅ
犯人が捜査機関に対し自発的に自己の犯罪事実を申告し,訴追を求めること。事件または犯人が捜査機関に発覚する前に自首すると,減軽されうる (刑法 42条1項,80,93条但書) 。唐律にならった奈良時代のにも自首した者の罪を許す規定があった。中世にも自首の制はあったと思われるが,江戸時代の幕府法では自首を自訴といい,自訴は刑の減免事由となりえた。このように自首を刑の減免事由とすることは東洋法の伝統に立つものであるが,基本的に西洋法を継受した旧刑法および現行刑法にも,受継がれている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

じ‐しゅ【自首】
[名](スル)犯罪事実または犯人の発覚する前に、犯人が自ら捜査機関犯罪事実を申告し、その訴追を求めること。刑が減軽または免除されうる事由となる。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

じしゅ【自首】
犯人がだれであるかが捜査機関に発覚する前(犯罪の発生自体が未発覚の場合も含む)に,犯人が捜査機関に対して自発的に自己の犯罪事実を申告し,その処分にゆだねること。自首をすると,刑法上,刑を減軽されうる(刑法42条)。内乱や私戦の予備・陰謀罪などの場合は,自首すれば刑が免除されることになっている(80,93条)。自首した者の刑を減免するというのは,西洋にも例のないことではないが,東洋の律令法制の伝統に由来するものである。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

自首
じしゅ

罪を犯した者が、捜査機関に発覚する前に、自発的に自己の犯罪事実を申告すること(刑法42条1項)。これには、犯罪事実がまったく捜査機関すなわち司法警察職員または検察官に発覚していない場合のほか、この事実は発覚しているが、その犯人がだれであるかが発覚していない場合も含まれる。この申告の方法については、自ら直接行うか、他人を介するかを問わないし、書面によるか口頭で行うか、のいずれでもよい。ただ、捜査機関にとって、だれが自首したのか確定できない場合や、捜査機関の取調べ中に自白した場合には、自首にはあたらない。

 犯人が自首した場合には、一般に刑の任意的減軽事由にあたるが、刑法各則においては、自首が刑の必要的な免除または減免事由とされたり(刑法80条・93条、破壊活動防止法38条3項など)、任意的減免事由とされること(刑法170条など)もある。

[名和鐵郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

じ‐しゅ【自首】
〘名〙 犯罪者が、その犯罪やその犯人の発覚する前に、官憲に対し自己の犯罪事実を申告し、その訴追を求めること。刑の減軽事由となる。自訴。また、一般には犯罪の発覚以前、以後に関係なく、犯人が自ら警察に出頭することにいう。
※律(718)名例「犯罪未発。而自首者。原其罪
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉六一「この奸策を自首(ジシュ)し」 〔後漢書‐郅惲伝〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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