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興味【きょうみ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

興味
きょうみ
interest
一般には,ある対象や活動に対する情緒緊張を伴う選択的構えをさす。態度よりは行動志向的な意味で用いられ,また内因性という側面が強いが,態度と必ずしも厳密に区別しがたい場合もある。味はまた動機づけの側面をもっているので,この側面を重視して定義されることもある。この見地に立てば,動物に広くみられるいわゆる好奇心もこのなかに含まれる。これは,動物が環境に適応していくための情報を得る際に非常に大きな役割を演じている。興味は年齢,能力の程度,性別などさまざまな要因により変るが,発達的にみると,発達の最盛期にある機能を働かせる活動がその時期に最も興味をもたれるといわれる。興味の検査法ではストロング職業興味質問票有名

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

きょう‐み【興味】
その物事が感じさせるおもむき。おもしろみ。興。
「人生の最も深き―あり」〈高村・友の妻〉
ある対象に対する特別の関心。「興味がわく」「興味を引く」「興味に満ちた表情」「興味の的」
心理学で、ある対象を価値あるものとして、主観的に選択しようとする心的傾向。教育学では、学習の動機付けの一つ。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

きょうみ【興味】
物事に心がひかれおもしろいと感じること。おもしろみ。おもむき。 -を覚える -をもつ -をひかれる
教・心 ある対象に対して特別の関心・注意を向ける心的傾向。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

興味
きょうみ
interest
ある対象(事物や活動など)についての積極的な選択の構えを関心といい、それに好きという情動的な心的状態が加わったものを興味とよんでいる。ドイツの心理学者のレビンは、人間がある対象に接近したり、あるいはそれを回避したりする場合、誘意性という概念で説明している。のどが渇いた人(正確にいえば体内の水分が必要になった人)にとっては水分はプラスの誘意性(積極的誘意性)をもつことになり、人は水分に向かって接近行動を展開する。また、犬にかまれたことのある子供は犬に対してマイナスの誘意性(消極的誘意性)をもつので回避行動を展開する。この誘意性の考え方からすれば、興味は、特定の個人と、その個人が積極的な情動状態を伴って選択した対象との間の引き合いであるといえる。興味のことを英語でインタレストinterestというが、interは間の意味、estは存在という意味、つまり、人と事象の間にあるものということになる。
 ドイツの哲学者、心理学者のシュプランガーは、興味の型(生活様式の型)によって人間を分類している。心理学でも有名な性格類型である。すなわち、(1)理論人(真理の追求に興味をもつ人、学究肌の人)、(2)経済人(財貨の蓄積に興味をもつ人、金権家肌の人)、(3)審美人(美的な事象に興味をもつ人、芸術家肌の人)、(4)権力人(政治的な仕事に興味をもつ人、政治家肌の人)、(5)宗教人(神仏への信仰に興味をもつ人、宗教家肌の人)、(6)社会人(社会的福祉活動に興味をもつ人、福祉家肌の人)の6類型である。このほか(7)として、運動人(スポーツ活動に興味をもつ人、運動家肌の人)を追加する学者もいる。シュプランガーは1人の人間が複数の型に入ることもありうるといっている。すなわち、経済人と権力人、宗教人と社会人というふうに組み合わされることもあるというのである。
 個人の興味を調べる心理検査を興味検査というが、そのなかでも職業興味検査は有名である。興味があることに加えて能力的な適性も必要になる。心理的な興味と能力的な適性は車の両輪であって、このバランスがうまくとれていないと満足できる職業生活は遂行できない。[大村政男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

きょう‐み【興味】
〘名〙
① おもむき。おかしみ。興。
※権記‐長保二年(1000)一二月二日「盃酌頻巡、興味漸促」
※読書入門(1886)〈文部省〉「蓋歌詞は、固と吟詠すべき者なれば、其興味は、専ら意義の中にのみはあらずして」 〔蔡襄〕
② 対象に対する特別の関心。
※哲学字彙(1881)「Interest 興味、利息」
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一〇「興味(キョウミ)を損害せぬ限の事は、飽くまで苦痛をも忍ぶんですが」
③ 特に、心理学・教育学で、ある対象や状態に、意識的な努力なしにひきつけられ、注意の向いていく心的傾向。多くは持続的で、快い感情を帯びる。
[語誌](1)漢籍に典拠を持ち、日本では古く①の挙例のような、上層階級の男性日記に使用例が見られる。しかし、「興味」が一般的に用いられるようになったのは、明治時代以降と思われる。
(2)②の挙例「哲学字彙」に見られるように、英語 interest の訳語として採用された。明治中期には「趣味」も類義に使用されたが、次第に、「興味」は英語 interest の意味に、また「趣味」は英語 taste の意味に対応するようになった。

出典:精選版 日本国語大辞典
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