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舞楽【ぶがく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

舞楽
ぶがく
雅楽の演奏様式の一種。唐楽や高麗 (こま) 楽を伴奏とする舞踊。「管弦」に対する。広義雅楽に含まれる国風 (くにぶり) 歌舞の東遊 (あずまあそび) ,倭舞 (やまとまい) など式音楽のは原則としてこれには含まない。奈良時代以降,宮廷や社寺の各種行事や法会などに採用され,いわゆる雅楽の最も中心的,重要な部分として継承された。今日,宮内庁楽部のほかいくつかの団体および各地の社寺でこの伝統を受継いでおり,民俗芸能のなかにもその影響を伝えているものがある。舞楽は唐楽を伴奏音楽とする左方と,高麗楽を伴奏音楽とする右方という2つの流儀と伝統から成る。この2つは舞の振り,舞人の登退場の法,装束,面など舞楽作法の全般にわたって対比的に取扱われた。番組編成においては,舞姿の似たものを取合わせて左右の舞を対にする「番 (つがい) 舞」の制がある。また舞容から,4人,6人または8人の舞人が列をなして優雅に舞う「平舞 (ひらまい) 」と,1人,2人の舞人が舞台上を闊達に動き回る「走舞 (はしりまい) 」の2種があり,後者は「走物」とも呼ばれる。また舞具を用いるか否かで「文舞 (ぶんのまい) 」と「武舞 (ぶのまい) 」に分けることもある。今日楽部で演奏される曲数は,左方三十数曲,右方二十数曲である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ぶ‐がく【舞楽】
舞を伴う雅楽唐楽を伴奏とする左舞(さまい)と、高麗楽(こまがく)を伴奏とする右舞(うまい)とに分かれる。広義には、倭舞(やまとまい)東遊(あずまあそ)び久米舞(くめまい)など、日本の古楽の形式によるものも含む。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ぶがく【舞楽】
日本の雅楽のジャンル名。外国渡来の音楽に源をもち,雅楽器の伴奏によって舞を鑑賞するものをいう。公家や楽人が互いに舞を披露してみずから楽しむ目的から発したものであることは,管絃などと変りがない。なお,外来音楽の渡来以前から日本にあった音楽や舞踊,あるいはそのスタイルを模して作られた御神楽(みかぐら)の儀の中の舞,久米舞東遊(あずまあそび)などに関しては,普通は舞楽という呼び方はしない。
[沿革]
 今日の舞楽の源となる楽舞が,中国や三韓,あるいはそれらの地を経由して諸外国から盛んに渡来したのは8世紀前後からであり,当時は,かなり雑多なスタイルと種々の楽器を包含していたとみられる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ぶがく【舞楽】
雅楽曲のうち、器楽合奏を伴奏として舞を舞う曲。左方唐楽を伴奏とする左舞さまいと、右方高麗楽こまがくによる右舞うまいに二分される。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

舞楽
ぶがく
雅楽のうち舞を伴う分野。おもに唐楽(とうがく)・高麗楽(こまがく)をさし、管絃(かんげん)に対する。広義には神楽(かぐら)・東遊(あずまあそび)など神道系のものも含む。唐楽は左方の舞楽、高麗楽は右方の舞楽とされ、両者を交互に舞う「番舞(つがいまい)の制」がある。伴奏の管楽器は舞楽吹(ぶき)と称し、拍節感が明瞭(めいりょう)に示す奏法がとられる。[橋本曜子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ぶ‐がく【舞楽】
〘名〙 舞を伴う雅楽。唐楽(とうがく)の伴奏で舞うのを左方の舞楽、高麗楽(こまがく)の伴奏で舞うのを右方の舞楽という。
※新儀式(963頃)四「大唐高麗逓奏舞楽

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社日本史事典 三訂版

舞楽
ぶがく
平安初期に日本化した雅楽を伴奏として演じる舞踊
神楽の人長舞・久米舞・五節舞などわが国古来のものと,唐舞・高麗舞など外国から伝来のものとがある。寺社や宮廷で行われ,現在宮内庁楽部・春日神社などで保存されている。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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