●舞【まい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
舞
まい
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デジタル大辞泉
ぶ【舞】[漢字項目]

1 手足を動かして踊る。まう。まい。「舞曲・舞台・舞踏・舞踊/演舞・歌舞・欣舞(きんぶ)・群舞・剣舞・洋舞・乱舞・輪舞」
2 もてあそぶ。勝手に取り扱う。「舞文」
3 奮い立つように励ます。「鼓舞」

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まい〔まひ〕【舞/×儛】
2 能で、謡を伴わずに囃子(はやし)の伴奏だけで行う舞踊部分。舞事(まいごと)。
3 狂言で、謡や器楽に合わせて行う舞踊部分。
4 幸若舞のこと。
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世界大百科事典 第2版
まい【舞】
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ぶ【舞】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
舞
まい
広く「舞踊」の意に用いる場合と、「踊(おどり)」に対する「舞」としてその異なる要素を区別していう場合とある。「舞踊」の語は1904年(明治37)坪内逍遙(しょうよう)の『新楽劇論』から一般的になっていったが、関西では古くから舞の形式が残存していたため、舞踊の意を舞、江戸では踊という習慣がある。舞は本来「まわる」「まわす」という動きを表す意味のことばで、巡り回る運動を主とし、足は高く上げず床を滑るようにする。古代に「隼人(はやと)舞」「倭(やまと)舞」「五節舞(ごせちのまい)」等々、中世に「幸若(こうわか)舞」「曲(くせ)舞」「白拍子(しらびょうし)舞」等々、数多くあり、能の舞が完成されている。「踊」が主として近世に大きな発展を遂げ、庶民的性格をもつのに対し、「舞」は時代的に古く、貴族的性格をもつといえる。京阪に伝わる「上方舞(かみがたまい)」は音楽が地唄(じうた)(地歌)のものが古典として多いところから「地唄舞」とよばれ、能の舞、あるいは文楽(ぶんらく)の人形の動きなどを取り入れ、独自の味を備えている。また「舞」は、「踊」「振」とともに日本舞踊を構成する技法の一つで、歌舞伎(かぶき)舞踊にも種々含まれている。
[如月青子]
能を演ずることを「能を舞う」というのは、すべての演技が写実を離れ、舞という様式性に統一され、抽象化されねばならないという、能の理念を端的に表している。狭義の舞は、クセのように、謡われる文章によって舞われるものと、序ノ舞、中(ちゅう)ノ舞、神楽(かぐら)、楽(がく)、獅子(しし)などの、器楽演奏だけによる無機的な舞(舞事(まいごと))に大別される。居グセのような不動の演技も、心が舞う、より高度の舞という考えであり、また能のドラマの頂点部分で、具体的表現をまったくもたぬ舞事が舞われるのも、能が再現写実と逆方向の演劇であることを示している。狂言にも舞の要素は豊富であるが、その多くが余興として舞われることは、能との本質的な違いである。
[増田正造]
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精選版 日本国語大辞典
まい まひ【舞】
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ま・う まふ【舞】
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