●色消しレンズ【いろけしレンズ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
色消しレンズ
いろけしレンズ
achromatic lens
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デジタル大辞泉
いろけし‐レンズ【色消しレンズ】
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世界大百科事典 第2版
いろけしレンズ【色消しレンズ achromatic lens】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
色消しレンズ
いろけしれんず
色収差を補正したレンズ。1枚の単レンズでは、どうしても色収差が生ずる。これを防ぐには、2枚のレンズを密着させて、1枚のレンズで生じた色収差を他方のレンズで打ち消すようにする。このようにして色収差を補正したレンズをアクロマートという。アクロマートでは二つの波長に対してだけ色収差が補正され、その他の波長に対しては色収差が残る。この残存色収差を補正して、もっとよい色収差の補正状態に達したレンズのことをアポクロマートという。これは、3枚以上のレンズを組み合わせて、三つ以上の波長に対して色収差がなくなるようにしてある。写真製版やIC(集積回路)製作用のレンズは、アポクロマートにする必要がある。高倍率の顕微鏡対物レンズもアポクロマートであることが望ましい。同じガラスでできた2枚の単レンズを適当な距離だけ離したレンズ系でも、焦点距離の色消しを達成できるので、望遠鏡や顕微鏡の接眼レンズとして用いられる。
[三宅和夫]
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