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色目人【しきもくじん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

色目人
しきもくじん
Se-mu-ren; Sê-mu-jên
中国,代における西方種族総称。諸色目 (種々の種類の) 人の略語。元朝は支配下の人民を4身分に分け,モンゴル人漢人 (旧金朝の人民) ,南人 (旧南宋の人民) 以外の西方のウイグル人,サラセン人など,主としてトルコイラン系の多くの諸種族を一括して色目人と呼んだ。彼らはモンゴル人に次ぐ準支配者としての身分とそれに伴う特権を与えられ,中国人に匹敵する文明保持者として,モンゴル人の中国支配に利用された。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

しきもく‐じん【色目人】
中国代、その治下にあったトルコ・イランなど西域地方諸種族の総称。モンゴル人に次ぐ準支配階級として重用され、政治経済文化の諸分野で活躍した。

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世界大百科事典 第2版

しきもくじん【色目人 Sè mù rén】
中国元代に用いられた社会的身分をあらわす用語。元朝は治下の諸民族を蒙古人,色目人,漢人(旧金国支配下の中国人と契丹,女真,高麗人),南人(旧南宋領内の中国人)の四つに区分し,この順位でそれぞれの身分,待遇に差等をつけた。色目人とはもろもろの種類の人を意味する諸色目人の略でウイグル,ナイマン,タングート,カルルク,キプチャクをはじめペルシア,アラブ,ヨーロッパ等の二十数種の諸民族を包含する。彼らは比較的早くモンゴルに帰属,征服された西方系ないし北方系の住民で,中国とは別の固有の文化伝統をもつものも多かった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

しきもくじん【色目人】
諸種族に属する人の意
中国、元代、モンゴル人・漢人・南人以外の西方系諸種族の総称。モンゴル人に次ぐ準支配者として重用された。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

色目人
しきもくじん
中国の元代(1271~1368)に、モンゴル人、漢人(旧金国人)、南人(旧南宋(なんそう)人)以外の人々をさした名称。タングート、ウイグル、ナイマンなど、主として西方諸地方出身の人々が含まれる。語源は「さまざまな種類の人」の意味の「諸色目人」の省略とも考えられている。色目人は、モンゴル人の中国支配の重要な担い手で、地方の行政上の長官であるダルガチにはモンゴル人以外では色目人だけが任用されるという原則がしだいに確立していき、科挙試験で優遇されるなど多くの特権を有した。また、色目人で編成されたハンの軍隊も多数あり、中央の高官も輩出し、ハンの継承問題に介入する有力者もあった。[松田孝一]
『箭内亙著『蒙古史研究』(1930・刀江書院)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

しきもく‐じん【色目人】
〘名〙 中国で、元代、その治下にあったトルコ系、イラン系などの西域諸種族の総称。〔元史‐百官志〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

色目人
しきもくじん
元代における,モンゴル人,漢人(旧金の支配下の人びと),南人(旧南宋の支配下の人びと)以外の人びとの総称
諸色目人の略で「いろいろな種族の人」の意。少数のモンゴル人が多数の中国人を支配する必要上,モンゴル人につぐ準支配階級として政治・経済の分野で活躍し,被支配階級である漢人・南人の上に立って,すべての面で特権を受けた。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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