●色葉字類抄【いろはじるいしょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
色葉字類抄
いろはじるいしょう
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
いろはじるいしょう〔いろはジルイセウ〕【色葉字類抄】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
日本大百科全書(ニッポニカ)
色葉字類抄
いろはじるいしょう
院政期成立の国語辞書。編者は橘忠兼(たちばなのただかね)。2巻、3巻、10巻(通例『伊呂波字類抄』と表記)の諸本がある。平安末期の日常実用の語を主に、漢文訓読語をもあわせて、広く和語・漢語を採録。語の頭音によって全体を伊呂波47篇(へん)に分け、さらにその各篇について、意義分類に従って天象・地儀など21部をたてて収録語を類聚(るいじゅう)。当時普通に使用された漢文体の文章(漢詩文、記録、文書など)を作成するうえで心得るべき語、漢字表記を中心に、とくに漢語が豊富に集録されている点に特色がある。当代における国語の漢字表記の規範を知るうえで、また当時の社寺、国郡、姓名など、固有名詞の漢字表記の読み方の手掛りが得られる点で重要な文献である。『世俗字類抄』『節用文字』は本書と祖本を同じくする。
[峰岸 明]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
旺文社日本史事典 三訂版
色葉字類抄
いろはじるいしょう
「伊呂波字類抄」とも書く。橘忠兼編。初め2巻本,のちに増補されて,鎌倉時代には10巻本が流布した。当時の語彙 (ごい) や漢字の読みを知る貴重な史料。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「色葉字類抄」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●色葉字類抄の関連情報