●花弁【かべん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
花弁
かべん
petal
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デジタル大辞泉
はな‐びら【花▽弁/花▽片/×瓣】
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か‐べん〔クワ‐〕【花弁/花×瓣】
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世界大百科事典 第2版
かべん【花弁】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
花弁
かべん
花びらともいう。花冠を構成している花葉(かよう)のことで、萼片(がくへん)に比べると普通は大きくて薄い。種々の色素を含んで色づくが、普通はクロロフィルを含まない。解剖的には簡単で、脈は二叉(にさ)分岐をし、明らかな中脈はもたないものが多い。蜜腺(みつせん)をもつものもある。
花弁の由来には二つの場合がある。第一は花被片(かひへん)が萼片(がくへん)と花弁に分化した場合で、萼片との間に移行型を示すものが多い。モクレン科などにみられる。第二は外部の雄しべが花粉形成をやめて弁化したもので、雄しべとの間に移行型を示すものが多い。キンポウゲ科などにみられる。園芸植物の八重咲きや半八重咲きでは雄しべが弁化している。まれにモクレン目に分類されるエウポマチアEupomatiaのように、内部の雄しべが弁化するものもある。雄しべが花粉形成をやめても花弁状にならず、小形の球形、棍棒(こんぼう)状、鞭(むち)状、鱗片(りんぺん)状などの構造に変形したものを仮雄蕊(かゆうずい)という。仮雄蕊は蜜分泌の器官となるものが多い。
[田村道夫]
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