●苗床【なえどこ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
苗床
なえどこ
nursery bed
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デジタル大辞泉
なえ‐どこ〔なへ‐〕【苗床】
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世界大百科事典 第2版
なえどこ【苗床】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
苗床
なえどこ
作物の苗を育てるための圃場(ほじょう)。苗床では集約的管理ができるので、幼植物を病虫害、乾燥害、低温害、雑草害などから保護でき、人工的に保温、加温したり、あるいは遮光したりして生育を調節することもできる。また遺伝的、後天的な不良個体を淘汰(とうた)できる。水稲、イグサなどのための湛水灌漑(たんすいかんがい)する苗床をとくに苗代(なわしろ)といい、花木、果樹、林木の苗木を育てる場所を苗圃(びょうほ)とよぶ。苗床にはいろいろの形式があるが、温度管理の面から露地床(ろじどこ)、冷床(れいしょう)、温床(おんしょう)に分けられる。(1)露地床は耕地の一部を苗床とし、とくに温度管理をしない。葉菜類用の苗床や苗木の苗圃などが含まれる。(2)冷床はガラス、ビニルなどで太陽熱で保温するもので、水稲の保護苗代や一般のビニルハウス、ビニルトンネル、葉菜の枠(わく)冷床などがある。(3)温床は人工加温する苗床で、堆厩肥(たいきゅうひ)を入れた醸熱温床、電熱線を敷いた電熱温床、石油やプロパンガスによる温風やスチーム、あるいは温泉熱を利用した温床などがある。床の形式は枠で囲う枠床(わくどこ)が多く、また床の高さにより地床、平床(ひらどこ)、揚(あ)げ床(どこ)などがある。最近は水稲で育苗箱が用いられ、野菜、花などでも箱播(ま)きのほか、育苗ポットでも育てる。苗床の構造には大型のガラス室、ビニルハウスからビニルトンネル、家庭用の小型のフレームまでいろいろある。
[星川清親]
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精選版 日本国語大辞典
なえ‐どこ なへ‥【苗床】
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