●英蘭戦争【えいらんせんそう】
世界大百科事典 第2版
えいらんせんそう【英蘭戦争】
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旺文社世界史事典 三訂版
英蘭戦争
えいらんせんそう
【第1次】1652〜54 ピューリタン革命後,クロムウェルが航海法を発布(1651)してオランダ商業の排撃をめざしたために勃発した。その結果,イギリスが勝利を得てウェストミンスター条約を締結し,オランダの経済的衰退を促した。
【第2次】1665〜67 王政復古後,イギリスはオランダ総督家(オラニエ家)と結んでアムステルダム商人やその海外植民地を圧迫。1664年北米大陸のニューアムステルダムを占領し,ニューヨークと改めた。そこで翌1665年開戦となり,オランダ優勢のうちにブルダ条約で終結した。イギリスは東インド諸島の権利を放棄したが,ニューヨークを獲得。
【第3次】1672〜74 フランス王ルイ14世がイギリス王チャールズ2世とドーヴァーの密約を結び(1670),オランダ侵略を企てたことから開戦となった。オランダはフランスの攻撃を受けて苦境に立ったが,イギリス国内に反対の声が高まり,再度ウェストミンスター条約の締結確認で講和を結んだ。この結果,オランダの海上優位は完全にイギリスに移った。
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デジタル大辞泉
えいらん‐せんそう〔‐センサウ〕【英蘭戦争】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
英蘭戦争
えいらんせんそう
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精選版 日本国語大辞典
えいらん‐せんそう ‥センサウ【英蘭戦争】
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