●茶【ちゃ】
知恵蔵
茶
(川口正貴 ライター / 2009年)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
デジタル大辞泉
ちゃ【茶】

1 ツバキ科の常緑低木。暖地に自生。葉は長楕円形で厚くつやがある。秋、白い5弁花を開く。原産地は中国の四川・雲南・貴州など霧の多い山岳地方。若葉を緑茶などとするため広く栽培され、延暦24年(805)に最澄が中国から種子を持ち帰り栽培したのが始まりという。日本では5月ごろから8、9月ごろまで3、4回摘む。ちゃのき。めざましぐさ。《季 花=冬》「―の花に今夕空の青さかな/万太郎」
2 1の若葉・若芽を摘み、飲料用に製したもの。葉茶。また、その飲料。製法により玉露・煎茶・番茶など種類が多い。一般に日本茶(緑茶)をさすが、発酵させた紅茶・中国茶もある。「
3 抹茶をたてること。点茶。また、その作法。茶の湯。茶道。「お
4 「茶色」の略。「

「そんな地口のやうな―な事ではなく」〈黄・忠臣蔵前世幕無〉
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ちゃ【茶】[漢字項目]
[学習漢字]2年

1 木の名。チャ。チャノキ。「茶園」
2 チャの葉を飲料用に加工したもの。また、その飲料。「茶器・茶碗/紅茶・新茶・製茶・煎茶(せんちゃ)・粗茶・点茶・番茶・普茶・抹茶・銘茶・緑茶」
3 茶を飲んで楽しむ風流事。「茶人」
4 ちゃ色。「茶系・茶褐色」
5 ひやかし。おどけ。「茶茶・茶番・茶目」


[難読]烏竜茶(ウーロンちゃ)・葡萄茶(えびちゃ)・山茶(つばき)
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さ【茶】[漢字項目]
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栄養・生化学辞典
茶
出典:朝倉書店
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飲み物がわかる辞典
ちゃ【茶】
➀ツバキ科の常緑低木・茶の芽や葉を飲料用に加工したもの。また、加工後の茶葉に湯を注いで成分を湯に浸出させたり、茶葉の粉末を湯に溶かしたりして作った飲み物。葉を摘み取ったあと、ただちに加熱して発酵させずに製する不発酵茶、十分に発酵させる発酵茶、完全に発酵し終わる前のほどよく進んだ段階で発酵を止めて製する半発酵茶がある。日本の緑茶(りょくちゃ)は不発酵茶、紅茶(こうちゃ)は発酵茶、中国のウーロン茶は半発酵茶の代表的なものである。
➁茶以外の植物の葉や種子などを飲料用に加工したもの。また、これを煎じるなどして湯や水に成分を浸出させた、➀に似た飲み物。「麦茶」「どくだみ茶」など、植物の名を前に付けて用いることが多い。
➂茶道。茶の湯。
出典:講談社
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動植物名よみかた辞典 普及版
茶 (チャ)
植物。ツバキ科の常緑低木,園芸植物,薬用植物
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精選版 日本国語大辞典
ちゃ【茶】


(2)鎌倉初期に栄西禅師によって宋の抹茶法が伝えられた。栄西の「喫茶養生記」(一二一一)は、抹茶の作り方、飲み方とともに、養生の仙薬、延齢の妙術としての茶の徳を述べている。彼の茶は源実朝の二日酔いに卓効を現わし、茶禅一味となって武士社会に浸透した。
(3)室町時代には喫茶は趣味的な傾向を帯び始め、茶の産地を当てる闘茶が流行。上層社会では風流な作法が案出され、「茶の湯」が形成された。→「茶の湯」の語誌。
(4)江戸時代には隠元禅師により煎茶法が伝えられたといわれる。これは釜煎り茶で、煎じ出して飲むもの。急須を用いて飲む蒸し製煎茶の始まりは元文三年(一七三八)とされる。
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ちゃ・る【茶】
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旺文社世界史事典 三訂版
茶
ちゃ
原産地はインドのアッサム地方。生産・品種・用法は中国で最も発達し,西アジアをへてヨーロッパ各国に伝わった。中国では漢初期にすでに知られ,唐代に喫茶の風が広まり,民衆の生活必需品となった。専売が行われ(茶法),また15〜16世紀ごろから貿易品として重要な役割を果たした。
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旺文社日本史事典 三訂版
茶
ちゃ
自生種もあるが大陸種の輸入で発展。平安初期,最澄が唐から伝え,薬用として畿内で栽培したといわれ,また鎌倉初期,栄西が九州に伝えた宋の茶種を明恵 (みようえ) が山城栂尾 (とがのお) に植え,それが醍醐 (だいご) ・宇治・駿河・武蔵などに広まったといわれる。特に宇治茶は上茶として室町時代から有名。茶の湯の盛行で抹茶 (まつちや) の飲用が上層町人や武士社会に普及した。江戸時代に各地で特産品が生まれ,中期から煎茶がつくられ庶民にも愛用され,後期には玉露もつくられた。開港後は生糸につぐ輸出品となった。現在の主産地は静岡県である。
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