●荷役【ニヤク】
デジタル大辞泉
に‐やく【荷役】
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流通用語辞典
荷役
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世界大百科事典 第2版
にやく【荷役】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
荷役
にやく
貨物輸送の過程で、貨物の積み込み、積み付け、荷卸し、荷さばき、仕分けを内容とする貨物の処理作業の総称。荷役は鉄道、トラック(貨物自動車)、航空機などによる陸上荷役と、船舶による海上運送に伴う港湾荷役に大別され、港湾荷役はさらに埠頭(ふとう)外の港内で行われる沖荷役(船内荷役)と、埠頭・岸壁で行われる沿岸荷役とに分けられる。第二次世界大戦前の荷役は、ほとんどが人力に依存する「半獣類的作業」であったが、戦後は、各種荷役やコンテナの導入によって省力化と能率増進が進められ、荷役システムの合理化が図られた。しかし、港湾荷役には、いまなお人力への依存度がかなり大きい。
荷役労働者には通運・荷役業者の常用労働者と日雇労働者とがある。常用労働者は荷役作業の熟練労働者であるがために、必然的にフォークリフトやフォークリフト・トラックなどの荷役システムの操縦者へと変わり、残余の人力依存部分を日雇労働者が担当している。常用労働者については雇用関係も安定しており、労働条件も守られているが、日雇労働者については前時代的な要素が残存しているので、種々の保護規制が加えられている。たとえば、登録労働者を職業安定所を通じて雇用することを法制化した港湾労働法は、その代表的なものである。従来、荷役合理化の重点は個別荷役作業の機械化・能率化に置かれてきたが、現在では貨物をあらかじめ一定の標準的な重量もしくは容積にとりまとめ、途中でそれを取り崩すことなく一貫して機械力で荷役・輸送するような荷役のシステム化(ユニット・ロード・システム)が急速に推し進められている。
[鳥谷剛三]
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精選版 日本国語大辞典
に‐やく【荷役】

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