●菟原処女【ウナイオトメ】
デジタル大辞泉
うない‐おとめ〔うなひをとめ〕【菟原処女/菟名日処女】
出典:小学館
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
菟原処女 うないおとめ
妻争い伝説の主人公。
摂津菟原(うはら)郡(兵庫県の六甲山南麓)にすんでいたという美少女。菟原壮士(うないおとこ)と血沼(ちぬ)壮士に求婚されてなやみ,生田川に身をなげ,ふたりの男も後を追う。「万葉集」で高橋虫麻呂や大伴家持らにうたわれ,「大和物語」,謡曲「求塚」や森鴎外「生田川」の題材になった。
摂津菟原(うはら)郡(兵庫県の六甲山南麓)にすんでいたという美少女。菟原壮士(うないおとこ)と血沼(ちぬ)壮士に求婚されてなやみ,生田川に身をなげ,ふたりの男も後を追う。「万葉集」で高橋虫麻呂や大伴家持らにうたわれ,「大和物語」,謡曲「求塚」や森鴎外「生田川」の題材になった。
出典:講談社
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世界大百科事典 第2版
うないおとめ【菟原処女】
兵庫県六甲山南麓菟原(うはら)の地(現,芦屋市周辺)に住んでいたという美少女。万葉歌人高橋虫麻呂,田辺福麻呂(さきまろ),大伴家持に歌われ(巻九,十九),後世《大和物語》147段,謡曲《求塚(もとめづか)》,森鷗外の戯曲《生田川》にもなった妻争い伝説の女主人公である。慕い寄る男たちの中でとりわけ執心なのが菟原壮士(うないおとこ)と和泉国の智弩壮士(ちぬおとこ)だった。〈年齢,顔容貌,人の程ただ同じばかりなむありける。
出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典
うばら‐おとめ ‥をとめ【菟原処女】
「うないおとめ(菟原処女)」の別訓。
出典:精選版 日本国語大辞典
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