@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

萎凋病【いちょうびょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

萎凋病
いちょうびょう
植物の病気一種で,病徴は根やの地ぎわの導管の部分に病原菌が繁殖し,水分の上昇が妨げられ地上部がしおれてついに枯死する。ジャガイモの場合,病気になった株は,水分が不足したように萎凋し,は黄色になり落下し,ついに枯死する。この茎をに割ってみると維管束の部分が変している。病原不完全菌類に属するフサリウム属菌によって起ることが多く,ウリ類,トマト,ササゲなど多くの農作物にも萎凋病を引起す。また,ダリアなどはベルティシリウム属菌の寄生により同じような病気が起る。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

いちょう‐びょう〔ヰテウビヤウ〕【萎×凋病】
トマト・ナスなどで、根や茎に糸状菌の一種が寄生し、水分の供給が悪くなって枯れる病害

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

萎凋病
いちょうびょう

トマト、ゴボウ、アスター、カーネーション、シクラメンなどの病気で、フザリウム・オキシスポルムFusarium oxysporumという糸状菌の寄生によっておこる。病原はこれらの作物の根や茎の維管束に侵入して繁殖するため、水分の供給が悪くなり、下葉のほうからしおれて枯れる。病原菌には系統があって、トマトを侵す系統はトマトだけに寄生して、他の作物は侵さない。萎凋病のうち、もっとも被害の大きいのはトマトで、収穫期に入ったトマトが枯れて収穫できなくなる。病原菌は土壌中に長く生存しているので、苗は無病土か消毒土で育成し、畑はクロルピクリン剤などで消毒して栽培する。また、抵抗性品種を栽培するとよい。このほか、イチゴ、ウドにも萎凋病がある。病徴はよく似ているが、病原菌はフザリウムとは異なったバーティシリウム・ダリエVerticillium dahliaeという糸状菌である。

[梶原敏宏]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

いちょう‐びょう ヰテウビャウ【萎凋病】
〘名〙 ナス、トマト、イチゴなどの諸作物が維管束をおかされて葉がしおれ、枯死する病気。フザリウムその他の菌による。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

萎凋病」の用語解説はコトバンクが提供しています。

萎凋病の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation