●蒸発熱【じょうはつねつ】
世界大百科事典 第2版
じょうはつねつ【蒸発熱】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
蒸発熱
じょうはつねつ
heat of vaporization
液体が同温の気体となる際に吸収する熱エネルギーの量である。気化熱(気化潜熱)ともいう。通常は1グラム当りの熱量(カロリーまたはジュール)で示される。圧力によって定まる値で、水の場合、100℃、1気圧下で1グラム当り539.1カロリーである。熱化学方程式の計算などでは1モル当りの量が用いられ、これはモル蒸発熱あるいはモル気化熱とよばれる(以前は分子蒸発熱とよんだこともあるが、けっして1分子当りの量ではない)。
[山崎 昶]
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精選版 日本国語大辞典
じょうはつ‐ねつ【蒸発熱】
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化学辞典 第2版
蒸発熱
ジョウハツネツ
heat of vaporization
気化熱ともいう.液体が蒸気になるときに吸収する熱.その物質1 g,1 mol または1 kg 当たりの値で表される.蒸発熱は温度に無関係ではなく,温度上昇とともに徐々に減少する.厳密にはその温度において,液体と平衡状態にある蒸気の圧力(蒸気圧)下での値であるが,通常は1 atm(101 kPa)下でのその液体の沸点における値が与えられている.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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デジタル大辞泉
じょうはつ‐ねつ【蒸発熱】
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