●蓮華文【れんげもん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
蓮華文
れんげもん
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デジタル大辞泉
れんげ‐もん【×蓮華文】
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世界大百科事典 第2版
れんげもん【蓮華文】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
蓮華文
れんげもん
インドではアショカ王が建立した、ブッダガヤの欄楯(らんじゅん)にみられる蓮華文が最古で、アレクサンドロス大王の東征(前334~前323)によって、エジプトのロータスがギリシアを経て東漸したものと考えられる。その後インドではロータス(スイレン)から蓮華文へと変貌(へんぼう)し、写生的な表現の度を増していく。一方、後漢(ごかん)時代から西域(せいいき)を通じて、インド系とギリシア=西域系の蓮華文が中国に伝わり、以後中国の仏教美術に欠くことのできない模様となった。
仏教では蓮華が仏の座として、さらには仏のいます極楽浄土の象徴とみなされ、寺院の建築装飾、仏像彫刻、仏画、仏具など多岐にわたって、この模様が使用された。日本の蓮華文は仏教伝来とともに始まり、主として上記のような仏教関係の荘厳具(しょうごんぐ)の装飾模様として使用された。
こうした仏教における象徴としての蓮華文のほかに、中国では、周茂叔の『愛蓮説』に記されているように、ハスを花中の君子とみなし、さらには花が咲いたあとに実がなる普通の花とは違って、ハスは花と実が同時に生じるところから、貴子が早く生まれるようにとの祈願を託した吉祥(きちじょう)模様として、建築、家具、什器(じゅうき)、また装身具などの装飾に用いられた。
[村元雄]
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精選版 日本国語大辞典
れんげ‐もん【蓮華文】
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