●蕁麻疹【ジンマシン】
デジタル大辞泉
じんま‐しん【×蕁麻×疹】
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世界大百科事典 第2版
じんましん【蕁麻疹 urticaria】
通常は,1~数時間の経過をたどる,かゆみを伴った境界のはっきりした皮膚の浮腫をいう。浮腫は真皮の上層にみられるが,それは肥満細胞からヒスタミンが遊離され,その作用によって血管の透過性が増すため血漿が組織内へ流出して生じたものである。この肥満細胞からのヒスタミン遊離はIgE抗体(レアギン)と抗原とによるI型アレルギーによってひき起こされるが,これとは別にヒスタミン遊離物質が直接肥満細胞に作用してもヒスタミンの遊離が生じる。
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精選版 日本国語大辞典
じんま‐しん【蕁麻疹】
〘名〙 急に皮膚がかゆくなり、赤いみみずばれのような浮腫が広がり、数分から数時間ぐらいで消える発疹。形や大きさは不定。全身どこにでも発生する。食物・薬品・花粉などによるアレルギー反応、寒冷刺激・機械的刺激などに対する皮膚血管の過敏反応による。かざうるし。
※鱸とおこぜ(1952)〈阿川弘之〉「蛔虫が湧いておる。蕁麻疹(ジンマシン)の徴候もあるようだ。それにお前は風邪気で皮膚病だ」
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