●蚕箔【さんぱく】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
蚕箔
さんぱく
蚕を飼育する籠あるいは箱。その上に蚕莚か蚕座紙を敷いて蚕座をつくる。木,竹,プラスチックなどを材料とし,形は長方形,円形,方形などがあるが,長方形のものが最も普及している。長方形蚕箔は割り竹か丸篠で亀甲状に組んだものが多く,長さ 1.05m,幅 0.75mのものが普通。稚蚕の成長につれて1箔の蚕を2箔に分けることを分箔という。稚蚕共同飼育には大型のプラスチック製蚕箔が用いられる。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
さん‐ぱく【蚕×箔】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
さん‐ぱく【蚕箔】
〘名〙 蚕児の飼育に用いる容器。木、竹、藁(わら)などの材料を用いて作る、長方形、または、円形のもの。その上に蚕莚、または、蚕座紙を敷いて蚕児を飼育する。蚕籠。
※三体詩素隠抄(1622)三「簇とは、蚕箔とて、
葦の類を以て、箔を、あみて、その上へに蚕を置て、やしなふぞ」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「蚕箔」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●蚕箔の関連情報