●蝋【ロウ】
デジタル大辞泉
ろう〔ラフ〕【×蝋】
高級脂肪酸と一価または二価の高級アルコールとのエステル。固体または液体で油脂に似るが、酸化や加水分解に対して安定。動物性の蜜蝋・鯨蝋などと、植物性の綿蝋などがある。また、俗に、油脂である木(もく)蝋や炭化水素のパラフィンも含めていう。ワックス。
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ろう【蝋】[漢字項目]
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精選版 日本国語大辞典
ろう ラフ【蝋】
〘名〙
① 動植物から採取する、脂肪に似た物質。熱すれば溶けやすく、燃えやすい。鯨蝋・蜜蝋の類。化学的には、高級脂肪酸と高級アルコールとのエステルで、液体のものと固体のものとがある。純粋なものは白色で無臭。化学的性質は油脂に似ているが、より安定している。動植物体の表面にあって湿潤や乾燥を防ぎ、保温の作用がある。つや出し、医薬品、化粧品などに用いられる。木蝋のように融点が高くて形状の似ている脂肪をいうこともある。〔十巻本和名抄(934頃)〕
② 「ろうそく(蝋燭)」の略。〔和漢三才図会(1712)〕 〔王安石‐同杜史君飲城南詩〕
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