@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

血液癌【ケツエキガン】

デジタル大辞泉

けつえき‐がん【血液×癌】
血液中の細胞が癌化(がんか)した病気の総称。造血幹細胞の分化過程のどこで癌化するかによって白血病悪性リンパ腫多発性骨髄腫などに分けられる。血液悪性腫瘍。→固形癌

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

血液癌
けつえきがん

血液細胞をつくる造血組織の異常が原因となって、血管やリンパ組織内に発生する癌。造血器腫瘍(しゅよう)ともよばれる。特定の臓器や組織などに肉眼でも明らかな塊として認められる、消化器癌や肺癌などの固形癌とは区別される。造血組織とは赤血球や白血球および血小板などの血液細胞を産生する組織である。これに異常をきたし造血幹細胞が癌化して血液中の白血球が無制限に増加すると白血病となる。白血病は血液癌の代表的なものであるが、ほかにもリンパ組織から発生する悪性リンパ腫や、形質細胞が癌化して骨髄に腫瘍性増殖をきたす多発性骨髄腫などがある。

 白血病の治療として、従来は制癌剤による治療に加えて骨髄移植が有効とされてきたが、近年になって血液癌に著効性を示す制癌剤が開発されており、制癌剤投与のみで寛解し治癒することも可能となっている。この制癌剤投与による化学療法を寛解導入療法とよび、白血病細胞を減少させ早期に寛解に導く目的で行われる。しかしこの治療によって寛解したあとも血液中にはまだ白血病細胞が残っており、再発を防ぎ、残っている白血病細胞を消滅させ長期予後を改善する目的で、地固め療法や維持強化療法などの化学療法が施行される。これを寛解後療法(維持療法)とよぶ。

[編集部 2016年10月19日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

血液癌」の用語解説はコトバンクが提供しています。

血液癌の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation