●血腫【けっしゅ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
血腫
けっしゅ
hematoma
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デジタル大辞泉
けっ‐しゅ【血腫】
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栄養・生化学辞典
血腫
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世界大百科事典 第2版
けっしゅ【血腫 hematoma】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
血腫
けっしゅ
臓器や組織内における出血は、大きさによって、点状出血、斑(はん)状出血、血腫に分かれ、血腫とは、出血した血液がひとかたまりとなってたまった状態をいう。病理学的には、心嚢(しんのう)血腫、卵管血腫、硬膜下血腫などが重要である。心嚢血腫は、心臓の壁が心筋梗塞(こうそく)などで弱くなり、破綻(はたん)した結果、心嚢内に多量の出血をきたしたものであり、これによって心機能が抑圧された状態を心タンポナーデとよび、急性死の原因となる。卵管血腫は、卵管妊娠などによって卵管に血液が貯留した状態をいい、ときに破裂して大量の腹腔(ふくくう)出血の原因となる。また、頭部や脳に外傷を受けた場合には、硬膜下に出血して、硬膜下血腫を形成することもまれではない。硬膜下血腫では、外傷後、数週間を経て、初めて症状を呈することもあるので、注意を要する。分娩(ぶんべん)の傷害として新生児におこる硬膜下出血、硬膜下血腫は、重要な死因の一つとされている。
[渡辺 裕]
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