●行啓【ギョウケイ】
デジタル大辞泉
ぎょう‐けい〔ギヤウ‐〕【行啓】
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世界大百科事典 第2版
ぎょうけい【行啓】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
行啓
ぎょうけい
皇后、皇太后、皇太子などの出行をいう。天皇の出行を行幸(ぎょうこう)というのに対する。
[編集部]
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精選版 日本国語大辞典
ぎょう‐けい ギャウ‥【行啓】
〘名〙 (古くは「ぎょうげい」とも) 太皇太后、皇太后、皇后の三后、または皇太子、皇太子妃、皇太孫の外出をいう尊敬語。
※小右記‐天元五年(982)五月五日「大夫被レ参、定二行啓雑事一」
※枕(10C終)八八「后の昼の行けい。一の人の御ありき」
[語誌](1)平安時代中期以降、公式の儀礼の性格を有する外出として、天皇の「行幸」、上皇、法皇、女院の「御幸」とともにそれぞれ明確に識別されて用いられた。中国の文献に、「行幸」、「御幸」の語は認められるが、「行啓」については未見であり、和製漢語の可能性もある。
(2)読み方については、「平家正節‐炎上物」が濁符によって「ぎゃうげい」と読むが、「平家物語指南抄」は「行啓(ギャウケイ) 行けいとけの字すみたるよし、にごるあし」とするように、「ぎゃうげい」、「ぎゃうけい」と両様の読み方が存したと考えられる。また、「名目抄」では、この両様の読み方を示す。
(2)読み方については、「平家正節‐炎上物」が濁符によって「ぎゃうげい」と読むが、「平家物語指南抄」は「行啓(ギャウケイ) 行けいとけの字すみたるよし、にごるあし」とするように、「ぎゃうげい」、「ぎゃうけい」と両様の読み方が存したと考えられる。また、「名目抄」では、この両様の読み方を示す。
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