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行者【ぎょうじゃ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

行者
ぎょうじゃ
仏教を修行する者のこと。また,山伏などの修行者をもさす。禅宗では「あんじゃ」と読み,禅宗寺院で得度をせず種々の給仕をする者をさしていう。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

あん‐じゃ【行者】
《「あん(行)」は唐音禅宗で、寺内の諸種の用務をする者。行堂(あんどう)。

出典:小学館
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ぎょう‐じゃ〔ギヤウ‐〕【行者】
仏道を修行する人。修行者。ぎょうざ。
修験道(しゅげんどう)を修行する人。修験者。山伏。
あんじゃ(行者)」に同じ。
役(えん)の行者」の

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世界大百科事典 第2版

ぎょうじゃ【行者】
修行者という意味と,行力(験力)を持った宗教者という二つの意味がある。行力も修行の結果得られるものであるが,修験道では修行途中の者も行者である。行者は神道的行者と仏教的行者に分けられ,それぞれの修行階梯を経て,祈禱や予言託宣,または卜占のような宗教的行為をする。神道的行者は禊祓みそぎらい)や垢離(こり)取りの水行をおこない祝詞(のりと)を読みあげる。仏教的行者は水垢離も取るが,護摩などの火による浄化と滅罪真言や経文による浄化,苦行による浄化で罪と災いをはらう。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

あんじゃ【行者】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

行者
ぎょうじゃ

苦行などによって超人間的な霊力をもつと信じられ、祈祷(きとう)、予言託宣(たくせん)、卜占(ぼくせん)などの宗教行為を行う人。神官や僧侶(そうりょ)と違う呪術(じゅじゅつ)宗教家であるが、それがかえって庶民信仰に合致するので、庶民の広い支持を受けている。したがって、特定の宗教や宗派、教派に属さないのが本来の姿であるけれども、時の宗教統制や行者のプライドなどから、宗派、教派に属している者が多い。歴史的には修験道(しゅげんどう)に属し、その修行方式に従ってきたが、いまは天台宗や真言宗、日蓮(にちれん)宗などに組み込まれた者が少なくない。また教派神道(しんとう)として伏見稲荷(ふしみいなり)大社や出雲(いずも)大社に属する者もある。また、もっとも活発に活動する行者は御嶽(おんたけ)教で、木曽(きそ)御嶽修験道が江戸時代から神道化したので、神道の形をとりながら修験的修行と予言託宣と祈祷を行う。行者になるための苦行はいまはほとんど水垢離(みずごり)による禊祓(みそぎはらえ)であるけれども、修験的修行では山林抖擻(とそう)行や護摩(ごま)行、火渡り、剣登り、盟神探湯(くかたち)(熱湯に手を入れ、熱湯を頭からかぶる)などがある。しかし歴史的には焚身剥皮(ふんじんはくひ)(身体を焼き、皮を剥(は)ぐ)などの苦行があり、また外界から隔絶された参籠(さんろう)行によって罪を懺悔(さんげ)し煩悩(ぼんのう)を滅ぼせば、人間本有の霊力が引き出されると信じられた。したがって、行者の加持(かじ)祈祷といわれるものは、その祀(まつ)る神仏の力に行者の霊力が加わって、奇跡がおこるといわれる。また行者の加持祈祷は、病気治癒の祈願のほかに、災いの原因をなす目に見えぬ悪霊や動物霊を払い落とすと信じられ、科学を超えた非合理の世界で力を発揮する。たとえば悪魔怨霊(おんりょう)を払うとか、狐落(きつねおと)しや犬神(いぬがみ)落しなどである。それは原始的宗教観念に対する原始呪術であるが、現代においても行者の活動領域はきわめて大きい。過去の有名な山伏(やまぶし)は験者(げんじゃ)とよばれる行者であって、貴族社会においてももてはやされ、多くの奇跡談が伝えられる。奈良時代、天皇の側近にも行者集団が置かれて十禅師とよばれた。明治初年に出た林実利(はやしじつかが)行者などは朝野の信仰を集め、奈良の大峯山(おおみねさん)修験道では役行者(えんのぎょうじゃ)に次ぐ二代行者とまで称せられた。

[五来 重]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

あん‐じゃ【行者】
〘名〙 (「あん」は「行」の唐宋音) 禅宗で、まだ得度しないで、寺の諸役に給仕する者。中国では有髪、日本では主として剃髪(ていはつ)した。また、得度・未得度に関係なく、寺院の雑用に使われる少年。行堂(あんどう)
※正法眼蔵随聞記(1235‐38)三「行者を召して蝋燭をともしなんどして」
※玉塵抄(1563)一二「六祖恵能は五祖の下に行(アン)者になって」

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ぎょう‐じゃ ギャウ‥【行者】
[1] 〘名〙
① 仏道を修行する人。念仏の人を念仏行者、真言を行ずる人を真言行者などという。修行者。行人。
※延暦寺文書‐延暦二四年(805)二月日・最澄牒状「求法僧最澄 訳語僧義真 行者丹福成 担夫四人」
※栄花(1028‐92頃)玉のうてな「彌陀如来雲に乗りて光を放ちて行者の許におはします」 〔釈氏要覧‐師資・行者〕
② 山林にこもる苦行者および修験道の行者。修験者。山伏。
※枕(10C終)一二〇「行者だちたる法師の、蓑うちしきたるなどが誦むななりと」
※平家(13C前)三「家を出、世をのがれ、山林流浪の行者共なりぬべうこそ候へ」
③ 禅宗で、寺院の種々の用務にたずさわる有髪の給仕。行者(あんじゃ)。行堂(あんどう)
④ 江戸時代、寒中に行者姿で天神像を摺(す)った紙を子どもに与え、銭を乞い歩く乞食。まかしょ。
※雑俳・柳多留‐二三(1789)「錦絵と墨絵と行者もって居る」
[2] 役行者(えんのぎょうじゃ)をいう。
※浄瑠璃・女殺油地獄(1721)中「大ぐんかけて山上し、行じゃ様をおがむ中」

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ぎょう‐ざ ギャウ‥【行者】

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