@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

表音文字【ひょうおんもじ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

表音文字
ひょうおんもじ
phonogram
言語単位としての音節または音素を表わす文字前者音節文字と呼び,後者アルファベット (音素文字) と呼ぶ。節文字の例としては日本のかながあり,アルファベットの例としてはローマ字ギリシア文字がある。またハングルのように音素を表わす要素を組合せて音節を表わす一個の文字をつくったり,デーバナーガリー文字のように母音を付属的な符号で表わしたりする方式は,音節文字とアルファベットとの中間をいくものといえよう。歴史的には,表意文字から音節文字へ発達し,音節文字からアルファベットが出てきた。なお表音といっても音声記号などと違って,その言語の音を発音されるとおりに忠実に表わすものではないのが普通である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ひょうおん‐もじ〔ヘウオン‐〕【表音文字】
文字の分類の一。一つ一つの字が意味をもたず、音のみを表す文字。かなローマ字梵字など。音節文字音素文字とがある。音字音標文字。→表意文字

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ひょうおんもじ【表音文字】
言葉を音声面と関連づけて表記する文字をいい,表意文字に対する。単音ごとに表記する単音文字と音節単位で表記する音節文字に分類できる。ラテン・アルファベット(ローマ字)は前者を代表し,日本の仮名文字は後者を代表する。現在地球上で使われる文字の大部分は表音文字であり,なかでも単音文字が大勢を占めている。表音といっても言葉の音声面の単位と厳密に対応させて書き表す文字はほとんどなく,その形態をまとめると,次の四つのタイプになる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ひょうおんもじ【表音文字】
文字の中で、一字一字が特定の意味を表すことがなく、もっぱら一つ一つの音声に対応して、その発音を表すもの。ローマ字・アラビア文字・仮名など。音字。音標文字。写音文字。 ⇔ 表意文字

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

表音文字
ひょうおんもじ
各字の示す単位が音韻形式、いいかえれば、(1)語形を分割した音節、または(2)音節をさらに分割した子音と母音、に対応する文字体系。つまり、(1)音節文字と(2)字母文字のこと。また、古代文字の表音的部分。漢字など単語文字logographは、一定の形式(音韻)と一定の内容(意義)に結び付いていて、それだけで語義が見やすいので、表意文字ideographとされる。しかし、読音(表音機能)からは離れられない。「木(き)」は、生えてもいるが、「木(もく)」は、筋目だった材である。音韻なくして語は定まらない。音節文字や字母文字では、語形が細かくばらされ、つねに前後をたどらなければ、意義もくみ取りにくい。語をつづらなければならない文字が表音文字phonographとよばれる。そのうち、(1)音節文字syllabographには、(a)開音節(子音+母音)型の「仮名」、(b)開・閉音節(母音+子音)型の「古代ペルシア文字」、(c)子音中心型(アルファベットまがい)の「アラビア文字」やインド系諸文字など、(2)字母文字alphabetには、(a)つなぎ書きの「モンゴル文字」、(b)横並べの「ラテン文字」、(c)音節まとめ書きの「ハングル(朝鮮文字)」などがある。
 注意すべきは、仮名書きが1音節を2字または3字で記す場合が多くあることである。たとえば、「今日」の「今(コン)」は一音節だが、「コン」と2字。「きょう」と読んで、1音節なのに仮名では3字になる。むしろ、漢語を漢字表記のままで見れば、1字1音節が実現していることが多い。[日下部文夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ひょうおん‐もじ ヘウオン‥【表音文字】
〘名〙 (「ひょうおんもんじ」とも) ことばを音声の面から分析して、その一つ一つの音声に対応させた文字。一字一字は音を表わすだけで、特定の意味を表わさない。かな、ローマ字の類。音字。
※閑耳目(1908)〈渋川玄耳〉文学の視覚的美感「羅馬字(ローマじ)其他の表音文字(ヘウオンモンジ)を専用するに至れば」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

表音文字
ひょうおんもじ
phonogram
音を表す文字
代表的なものとしてアルファベットや日本の「かな」がある。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

表音文字」の用語解説はコトバンクが提供しています。

表音文字の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation