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被圧地下水【ひあつちかすい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

被圧地下水
ひあつちかすい
confined water
上下を不透水層にはさまれ,圧力を受けている地下水扇状地深層部の地下水や盆地中の地下水,平野部の深層の地下水などの大部分はこれに属する。圧力を受けているので,不透層を打抜いて井戸を掘った場合には,圧力の大小に応じて水位が上昇し,地下水は地表面から自噴することがある。これに対し,地表面と不透水層の間にあり大気圧以外の圧力を受けていないものを不圧地下水という。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ひあつ‐ちかすい【被圧地下水】
不透水層によって上下を挟まれた透水層中の地下水。圧力がかかっており、井戸を掘ると地表まで自噴することがある。→自由地下水

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

ひあつちかすい【被圧地下水】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ひあつちかすい【被圧地下水】
傾斜している二つの不透水層の間に介在する透水層中の地下水。圧力がかかっているので、このような所に井戸を掘ると、地表に自噴することがある。被圧水。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

被圧地下水
ひあつちかすい
帯水層の上部および下部を水を通しにくい加圧層で挟まれた、地下水面を有しない地下水。被圧地下水が地下深部にある場合、深層地下水とよばれる。ただし深層は浅層に対する相対的な用語として用いられており、浅層地下水と深層地下水を学問的に区分することは困難である。
 二つの加圧層の間に閉じ込められた地下水は、涵養(かんよう)地域からの水圧によって加圧され、大気圧以上の圧力を有している。被圧帯水層中に井戸を掘ると、その井戸の水位はその帯水層の上面よりはるか上まで上昇するのが普通であり、場合によっては地表面より上まで上昇する。この場合、その井戸を自噴井、自噴井の存在する地域を自噴帯という。自噴帯は扇状地の扇端部、鑽井(さんせい)盆地の中央部、砂丘の周辺部、火山体の山麓(さんろく)、侵食谷の谷底などのような、地下水が地表へ流出する地域にみられる。しかし自噴井がすべて被圧地下水であるとは限らない。均質な地層からなる砂丘や波丘状の地形では、地表面の標高が高い所ほど地下水面も高く、地下水面の起伏が大きいので、加圧層が存在しなくても地形的な制約だけで不圧地下水が自噴することがある。したがって自噴するかしないかは被圧地下水の本質にかかわりはない。オーストラリアの大鑽井盆地、パリ盆地などは被圧地下水盆地の代表例で、関東平野にも地下水開発の初期には多数の自噴井がみられた。
 被圧地下水の地域的流動状態は被圧水頭面の形から推定できる。被圧水頭面とは、ただ一か所にだけスクリーンを切り、水の漏れないように鉄パイプなどでケーシングした井戸の水位を連ねた面である。鉛直方向の水頭勾配(こうばい)がない場合には、地下水は被圧水頭面の傾斜の方向に流動している。自噴井や揚水井があると被圧水頭面の形は乱される。深さによって井戸の水位の異なる帯水層や帯水層群では、特定の面を明確にしない限り被圧水頭面を描いても意味をもたない。
 三次元の流動場をもつ地下水の流動方向を知るには複数の被圧水頭面が必要である。不圧地下水を揚水すると揚水量に応じて地下水面が低下する。地下水面の低下は地下水貯留量の減少を示している。しかし被圧井の水位変化は地下水の圧力変化を示しており、地下水貯留量の変化とは直接的な関係はない。被圧井の水位は揚水のほか気圧や潮汐(ちょうせき)の変化にも敏感に反応する。被圧地下水を自然の涵養量を超えて揚水すると、粘土などからなる加圧層が圧密収縮して地盤沈下が生じる。被圧地下水の流速は非常に遅く、その滞留時間は数十年ないし数万年であり、大陸にはさらに古い地下水もある。一般に古い被圧地下水ほど溶存物質の量が多い。[榧根 勇]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ひあつ‐ちかすい【被圧地下水】
〘名〙 地下で上下二層の不透水層に挟まれ、つねに圧力のかかっている地下水。この位置まで井戸を掘り抜くと自噴することもある。

出典:精選版 日本国語大辞典
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